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Apple WatchをやめたiPhoneユーザーが、Google Fitbit Airを気にしている

Google Fitbit Airのページを見て、久しぶりに「これは試したい」と思った。

自分はiPhoneユーザーだ。普通に考えれば、手首につけるデバイスはApple Watchでいい。実際、Apple Watchは初代の頃に導入した。Apple Watch 2も買った。

でも、長くは続かなかった。

理由はシンプルで、通知が鬱陶しかったからだ。iPhoneでも通知を受けているのに、手首にも同じように通知が来る。便利なはずなのに、だんだん自分の生活に割り込まれている感じが強くなった。健康管理やワークアウトのために買ったはずなのに、実際には通知を見る道具になってしまった。

それ以来、Apple Watchは使わなくなって久しい。

もちろん、今のApple Watchが優れていないという話ではない。むしろ完成度はかなり高い。通知、Apple Pay、Suica、ワークアウト、睡眠、心拍、転倒検出、iPhoneとの連携。Apple Watch Series 11は64,800円から、Apple Watch SE 3でも37,800円から買える。iPhoneユーザーが最初に検討するウェアラブルとしては、やはりApple Watchが本命だと思う。

それでもGoogle Fitbit Airが気になる理由は、Apple Watchとは役割が違うからだ。

Fitbit Airは、画面のない健康トラッカーだ。日本のGoogleストア価格は16,800円。2026年5月26日発売予定で、AndroidだけでなくiOS 16.4以降にも対応している。画面はない。通知も見ない。アプリも操作しない。手首で何かをするためのデバイスではなく、ただ静かに身体データを記録するためのデバイスだ。

ここが、自分にとって一番大きい。

Apple Watchは便利すぎる。手首で通知を見る。タイマーを止める。決済する。予定を見る。ワークアウトを開始する。便利なのだけど、自分の場合、その便利さがそのままノイズになってしまった。手首に画面があると、どうしても見る。通知が来ると、どうしても気づく。気づけば、健康管理のためのデバイスというより、生活に割り込む小さな窓になっていた。

Fitbit Airは、その逆を向いている。画面がないから、気が散らない。腕時計ではなく、センサーに近い。仕事中も睡眠中も、存在感をできるだけ消して、心拍数、睡眠、心拍変動、血中酸素ウェルネスなどを記録してくれる。

そして、その先にあるのがGoogle Health Premiumだ。

Google Health Premiumは、Fitbit Premiumの流れをくむ健康管理サブスクで、月額1,500円または年額13,000円。Fitbit Air購入者には3か月無料で提供される。中核になるのは、Geminiを活用したGoogle Healthコーチだ。自分の健康データをもとに、フィットネスプラン、睡眠改善、日々のコンディションに合わせた提案をしてくれる。

単なるグラフではなく、コーチングに寄せているところが面白い。

健康管理アプリは、数字を見るところまではできる。でも、その数字を見て「今日は走るべきか、休むべきか」「最近眠りが浅い原因は何か」「忙しい週にどう運動を組み込むか」までは、結局自分で考える必要がある。Google Health Premiumが本当に価値を出せるとしたら、この“解釈と次の行動”の部分だと思う。

では、iPhoneユーザーはApple WatchではなくFitbit Airを買うべきなのか。

自分の結論は、「Apple Watchの代わりとして買うものではない」だ。

Apple Watchが必要な人は、Apple Watchを買ったほうがいい。通知を受けたい。SuicaやApple Payを使いたい。電話やメッセージを手首で扱いたい。ワークアウト中に画面で数値を見たい。緊急時の安全機能も重視したい。こういう人にとって、Fitbit AirはApple Watchの代替にならない。

一方で、自分のようにApple Watchの便利さが合わなかった人には、Fitbit Airはかなり気になる選択肢になる。

スマートウォッチはいらない。でも睡眠や心拍は取りたい。通知を増やしたくない。寝る時にApple Watchをつけるのが少し重い。健康データを見ても、自分で解釈しきれない。AIコーチがどこまで生活改善に役立つのか試してみたい。

この条件に当てはまるなら、Fitbit AirはApple Watchより自然かもしれない。

Apple Watchは「iPhoneの拡張」として優れている。Fitbit Airは「身体データを静かに集めるセンサー」として魅力がある。似ているようで、欲しくなる理由が違う。

もちろん注意点もある。Google Health Premiumはサブスクなので、長く使えば本体価格より月額料金のほうが重くなる。健康データをGoogleに預けることへの抵抗も人によってある。AIの提案は医療ではないし、体調に不安があるなら医師に相談すべきだ。

それでも、Fitbit Airには惹かれる。

iPhoneユーザーとしてはApple Watchが正解なのは分かっている。でも、自分が欲しいのは手首のスマホではなく、生活を邪魔しない小さな健康センサーなのかもしれない。記録は勝手に続いて、あとから必要なことだけ教えてくれる。そういう距離感のウェアラブルなら、毎日つけられそうな気がする。

Apple Watchを一度試して、結局使わなくなった自分だからこそ、画面のないFitbit Airが気になっている。

参考:
Google Fitbit Air
https://store.google.com/jp/product/google_fitbit_air?hl=ja

Google Health Premium
https://store.google.com/jp/product/google_health_premium?hl=ja

Apple Watch Series 11
https://www.apple.com/jp/newsroom/2025/09/apple-introduces-apple-watch-series-11/

Apple Watch SE 3
https://www.apple.com/jp/newsroom/2025/09/apple-introduces-apple-watch-se-3/

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