HDDデータ完全消去 PowerShellを使ってDiskPart "Clean all"
中古HDDを譲る/売る/廃棄する前に、「データを復元できないレベルで消したい」ことがあります。今回、自宅のNASのHDDを置換したので、古いHDDのデータを削除します。
Windows環境なら、DiskPart の clean all がシンプルかつ強力です。これは ディスク全領域を 0 で上書きします(いわゆる“ゼロ埋め”)。そのやり方を皆さんに共有します。
⚠️最重要:ディスク番号を間違えると、別のHDD/SSDが即消えます。取り返しがつきません。
可能なら 消したくない外付けディスクは抜く、対象だけ接続して作業するのが最安全です。自己責任の下で作業を行ってくださいね。
1. 対象ディスク番号を確認する
スタートメニューで「PowerShell」を検索 → 管理者として実行。
まず接続されているディスク一覧を表示します。
Get-Disk | Sort-Object Number | Format-Table Number,FriendlyName,SerialNumber,Size,PartitionStyle,OperationalStatus
ここで、消去したいHDDの
Number(ディスク番号)
Size(容量)
FriendlyName / SerialNumber(型番・シリアル)
を確認して控えます。
例:消したいディスクが Number = 2 だったとします。
2. DiskPartで全領域ゼロ上書き(clean all)
PowerShell(管理者)で DiskPart を起動:
diskpart
DiskPart が起動したら、以下を順番に入力します。
いっぺんに入力するのではなく、1行ずつ「Enter」でコマンドを実行しましょう。ダイアログが出てくるので、それを確認しながら慎重に!
list disk
select disk 2
detail disk
clean all
exit
各コマンドの意味
list disk:接続ディスク一覧
select disk 2:対象ディスクを選択(※ここが一番危険)
detail disk:選択ディスクの詳細を表示(容量・モデルなど最終確認)
clean all:全領域を0で上書きして完全消去
exit:終了
✅コツ:detail disk の結果で「容量」「型番」を見て、狙ったディスクであることを確定してから clean all を実行。
3. 消去後に再利用する (任意)
clean all が終わると、そのHDDは“まっさら”になります。
再利用してドライブとして使うなら、PowerShellで以下を実行します(例:Disk 2 をGPTで初期化→1パーティション→NTFS)。
Initialize-Disk -Number 2 -PartitionStyle GPT
New-Partition -DiskNumber 2 -UseMaximumSize -AssignDriveLetter |
Format-Volume -FileSystem NTFS -NewFileSystemLabel "DATA" -Confirm:$false
よくある注意点(詰まりポイント)
OSが入っているディスク(多くは Disk 0)を選ばない
clean all は容量に応じて時間がかかる(TB級はかなり長い)
ノートPC+外付けHDDの場合、USB接続が不安定だと中断のリスクあり
→ できれば安定したポート/ケーブルを使用
まとめ
WindowsでHDDを“復元困難なレベル”まで消すなら、まずはこれ。
PowerShell(管理者)
DiskPart
clean all(全領域ゼロ上書き)
ディスク番号の確認だけは慎重に。安全第一でやりましょう。
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