ヒンヤリ・ハット
今回は、季節外れの話題です。
ただ、この猛暑の中で、なんとか皆さんにヒンヤリをお届けできたらなと思います。
僕がまだ、小学生だったころ。楽しみにしていた、スキー場へやってきました。
もう過去に何度か滑っているので、スキー板の着脱などはお手のもの。早速、軽快に雪山を滑っていました。
そんな折、少年なおキちは、ある遊びに興じ始めます。
リフトに乗りながら、スキー板の先を雪肌に滑らせるという遊びです。※良い子はマネしないでね。
リフトって、乗った直後は低い位置を動くので、スキー板の先が雪につくんです。
リフトの速度に合わせて、雪肌を滑る感覚が病みつきになり、調子に乗る僕。
事件が起こった3度目のリフト搭乗の時も、僕は相変わらずスキー板を下に向け、雪肌に滑らせてニンマリしていました。
すると、次の瞬間。
サクッ。
え?
ドサッ!
忽然と姿をくらます僕。
隣にいた母びっくり。
どうやら、積もっていた雪にスキー板が刺さり、足を取られた僕は、リフトから転落してしまったのです。
すぐさまリフトは急停止。警備の方に誘導されながら、何とか起き上がって、乗り場に戻りました。
リフトの運行が再開し、気が動転した僕がアタフタしていると、後ろから男性の声が聞こえます。
「オニイチャン。イッショニノル?オカアサンノトコ、ツレテッテアゲルヨ?」
「そうする。」
いや、アカンやろ。
そうする。ではないのだよ少年。
絶対ついて行っては行けない人の声の掛け方すぎて、びっくり。知らない人について行っちゃいけません。
奇跡的に、ただのとても良い外国の方で、リフトから降りた途端「ジャ、オカアサン、ガンバッテサガシテネー!」と滑り去っていきました。もはや、何のためのリフトの時間だったのか。
一方、その頃。
母、滑降。
焦りに焦った母。
アルペンスキーさながらの前傾姿勢で、猪突猛進滑り降りていたそうです。
後に、当時のことを、こう振り返っていました。
多分、世界新とってたわ。
高速で雪山を滑り降りた後、リフトの搭乗口にいたスタッフに駆け寄った母。
「うちの息子は!?先ほど落ちた息子はどこに行きましたか?」
「え?さっき、なんか外国のお兄ちゃんとリフト乗って登って行ったけど?」
「は?」
いや、もう、ほんとうに申し訳ない。誰でもその反応になります。
ほどなくして、ニコニコ優雅に滑り降りてくる僕。なんなんだ。
母は、安心するやら呆れるやらで、怒る気力も失せていたようでした。
如何だったでしょうか?
真夏にぴったりな、ヒンヤリ、いや、ヒヤッとするお話だったと思います。
8月に入ったので、海に山に花火にプールなど、レジャーは沢山あります。
楽しい中にも、危険は潜んでいます。
安全にはくれぐれもお気をつけ下さい!
……。
なんのはなしですか?

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使途:妻と娘のおやつ代