FUJIMI FORD GT40 MKⅡ(1/24)製作記 ⑥

上手くいったと感じていた塗装も落ち着いて見直してみると後々の工程で不具合を来すであろう箇所が散見される。それに、漫然と作業を進めていたがフロントエアダクト部分は、どう考えてもエッチングパーツへの換装が必要という結論に至り再加工。キットのエアダクト部分を削り取り、その作業で傷ついたボディを含めちょっと不具合を感じるボディ各所を再加工して再塗装。
不具合部分と思われる箇所を修正しつつ慎重に塗装を施し、最終塗装が終了した。

ウェザリングをしたりしないピュアなボディを仕上げるのがこんなに大変なことだとは思わなかった。覚悟はしていたが、本当に神経を使うし、完璧に納得した仕上がりとは言えない。塗装前にやってきた工程がいかに不十分であったかと思わせられる結果を前に、カーモデルの難しさってのを改めて感じる。難しいなあカーモデルは。今年は今のところこんな感じで4~5台を作っていく予定だし、そのほとんどは失敗が許されないものが多くあることを思うと気が重くなってくる。
ところで、FORD GT40を製作するにあたり久しぶりに映画「フォードvsフェラーリ」をブルーレイで鑑賞した。クライマックスのル・マンで当該車両が登場するのだが、映画ではフェンダーミラーが装着され、ボンネットのインテークには、センターフィンがない‼  開いた口が塞がらない状態となり茫然自失。後付けで対処できるであろうフェンダーミラーはいいとして、合いがすこぶる悪く接着面の処理に苦労したインテークのセンターフィンがいらないとは。。。。愕然としながら、それでも実車はどうだったのか再度調査してみると、調べた限りの資料にはフェンダーミラーなんぞは無くて、センターフィンはついているのだ。ということは、かの映画のディデールが間違えているのかは不明だが敢えてそういう表現にしていたようだと判断した。全く、迷惑な話である。模型というものは少なからず模型とするため現物からディフォルメされているので、製作するにあたってはどの資料を参考にするのかが大事になってくる。映画の表現形態に倣うのか、実車のそれに忠実とするのか判断が分かれるところだが、今回の場合は現実に行われたレースに投入された実車の形態に忠実であるべきとの判断が正しいでしょう。どう考えても。スターウォーズなんかのプラモは映画で使用されたプロップが実機であり、それを再現するのがいいのであるが、実際の車や船舶なんかは、実在したものを出来るだけ忠実に再現したいと思うのが正道だよね。もちろん、旧海軍などの艦船も資料はまちまちだし、本当のところはどうなのかは誰も断言できないから、その時代時代の考証に委ねるしかないんだけれどね。結局模型って作る側の作る基準、最終的にどんな形にしたいのかっていう主観によって決まってくるものだから。しかし、映像表現などする場合は注釈などいれてくれると親切かなあと思うよ。

2025年2月4日

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