砕光のプリズム
_叩き割った鏡の奥
醜く捻れた虚像が死んだ
滴る熱が、檻を溶かしていく_
鏡を叩き割った拳から
熱い衝動が滴り落ちる
「壊れたガラス」が床を埋め尽くし
そこには無数の「私」が散らばっていた
誰かが作り上げた「歪んだ真実」
生身のわたしを閉じ込めた檻_
その中で微笑んでいたのは自分でも知らない醜く「捻れた顔」をした虚像だった
「……これでいい」
私はそのすべてを拒絶するように
最後の一片を蹴散らした
「すべてぶち壊せ」
その声は私の喉から出たものか
それとも砕けた世界が上げた産声だったのか
粉々になった世界は
もう二度と元には戻らない
けれど
散らばった破片のひとつひとつが
今まで見たこともない
強烈な夕陽を反射している
「偽りの光」は消え
鋭利な断面が
何千もの異なる輝きを
部屋の中に放っていた
さよなら 静かな絶望_

#お題 ④イラストから空想した世界
片桐みかんさん、宜しくお願いします🙇⤵️
