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幻灯恋歌


​蒼く沈んだ 水底の
星の欠片を 踏みしめて

貴方は 凛と そこに立つ

腰に差したる 守り刀は
過ぎ去りし日の 
もののふの誇りか

​私は 薄紅の 夢を纏い
桜の香を 夜風に 散らし

貴方の 掌へと 指を寄せる

重なる熱は 幻か うつつか

​空には 氷の刃のような 三日月
足元には 砕け散った 星の飛沫

私たちは 
 時の外側へ 流された
淡い 光を纏う 迷い子

​「行かないで」と 瞳で問えば

貴方は 憂いを含んだ 微笑みを返し

ただ 強く 握り返すだけ

​夜が明ければ 貴方は 影に消え
私は 光の渦に 飲み込まれる


けれど この一瞬の 静寂こそが
二人の 永遠の すみか

​さあ 波に揺れる 星々を数えましょう

夜と朝の 狭間で

この 銀河の渚が 消えてしまう前に



#3つのお題に空想のひらめきを
#イラストから空想した世界
#片桐みかんさん企画

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