星降る夜の大樹
1)古(いにしえ)の
記憶を宿す 大樹かな
星の飛沫(しぶき)に
枝を浸して
2)星降る夜の大樹
千年の孤独を飲み干して
どっしりと大地に根を張る大樹
その太い幹は 時の記憶を蓄え
静かに夜の帳を見上げている
天には こぼれ落ちそうな銀河の砂
三日月は銀の釣り針を垂らし
流れ星は 誰かの祈りを乗せて
宇宙の淵へと消えていく
大樹は知っている
風が運ぶ 遠い大地の吐息を
星々が語る 光の速さのささやきを
その広げた枝先で
星屑をひとつひとつ 丁寧に編み上げ
この星の夜を そっと守り続けている

#3つのお題に空想のひらめきを
#お題 ④イラストから空想した世界
