不器用な夜の語らい
ね、あなた
そこに居るのでしょ
隠れたまま、無言で
それでも あなたが居る気配が
わたしを安堵させ
あなたが生きていることが
わたしを喜ばせることを
ご存知ですか
ね、居るのでしょ
息潜めて、あなたがそのように
ご自分の言葉に縛られ
無言で佇むさまを
わたしは 切なく思う
幾つもの宣言や誓いなど
塵です
発したときは過去の点ですし
もう時は経ったのです
わたしは あなたが
ご自分に嵌めた鎖から
解き放たれることを願う
いつもの
わたしが知る
不思議な枯れ木のように
狂った梟のように
泣きたければ泣けばと思います
朽ちるまで
わたしも、同じ枯れ木で居たいと思います
狂った梟のお相手として
梟にあるまじき不器用さで愚かしさで
それでも、誰にも決して捕まらぬよう
こそりと、お話いたしましょ



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