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朝になると消えてしまう場所



​夜の帳が下りる頃、路地裏に「朝になると消えてしまうベンチ」が姿を現します。そこには、誰かが忘れた想いや品々が、しずかに腰掛けています。

​ベンチの頭上では、「忘れ物を預かる小さな雲」が番人のように浮いています。持ち主の迎えがない落とし物は、雲がそっと飲み込んで、空の上で大切に保管するのです。

​暗闇でそれらを見守るのは、一本の頑固な街灯。

フィリップ、光を」

通りすがりの誰かが
その「名前を呼ぶと光る」仕組みで、街灯は誇らしげに琥珀色の灯りを灯します。

​朝日が昇れば、ベンチも雲も霧の中へ。

また夜が来るまで、彼らは誰にも知られず、大切な「忘れ物」を守り続けているのです。





#3つのお題に空想のひらめきを
お題①:「名前を呼ぶと光る、古い街灯」
お題②:「忘れ物を預かる小さな雲」

お題③:「朝になると消えてしまうベンチ」

#片桐みかんさん企画

みかんさん、宜しくお願いします🙇⤵️

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