娘のオタロック魂
とっもだっち 100 人でっきるっかな♪
「おぉーー・・フッフゥー!」
当時4歳の娘の歌にオタク風合いの手を入れてよく遊んでいた。
音楽をやっていた僕は、
「合いの手を入れることで子供にもリズム感を養ってほしい」
毎日歌う。
合いの手を入れる。
そんな日々。
すると、足でリズムを刻む様になる。
タンタンタンタン
「キーラーキーラーひーかーるー」
「オイ!オイ!」
金髪モヒカンがヘドバンで脳をゆらす。
「ブォファ!ハーハハハッ!」
子どもは吹き出して笑ってしまった。
いかんいかん。
子どもの「足トントン」に、つい昔のロックな心が揺さぶられてしまった。
本当にすまないと思っている。
しかし笑いのセンスも育って欲しい。
そんな関西の親心かもしれない。
「次はパパがキラキラ歌って」
「え?パパがキラキラ歌うん?」
娘は静かにうなづいた。
笑ってしまったのが悔しかったのだろう。
仕返しをしたいのかもしれない。
「ぃよし!」
僕は軽く身体を揺さぶり、手足をぶらぶらさせた。
「いくぞ!」
『キーラーキーラーひーかーるー♪』
そう歌えば、
『オイ!オイ!』
さっきの僕の真似をする。
(うちの子も脳天揺さぶっとるー!でもそれはパパのネタや。そんなんで笑うかい。まだ続ける。悔しかったら笑わせてみろ!)
『おーそーらーのほーしーよー♪』
『超!絶!きゃわ!いい!パァーパッ!』
その時、確かに娘の「オタ芸」ペンライトの幻を見た。
「グボァッ!!」
やっぱり気のせいだった。
さすがに吹き出す。
完全に負けてしまった。
「そんなんどこで覚えた!?」
「え?パパいつも言ってるやん」
無意識やった。
そう言えば結構言ってたかもしれん。
しかしオタクとロックを融合させたのは見事やった。
恐ろしい4歳児だ。
こうして、リズム感と笑いのセンスが研ぎ澄まされていく。
これが、関西の子育てだ。
