○○療法よりも、大切なことがある①「この療法こそが正しい」は本当か?
──対立から見えた、臨床の本質
「どの療法が正しいか」にこだわっていたあの頃
──今だから伝えたい、リハビリの“視点の柔らかさ”の話
もう10年以上前の話になるけれど、
リハビリの世界ではよく、
「この療法が優れている」「あの療法は間違っている」
──そんなふうに、まるで“正解”を競い合うような雰囲気があった。
たとえば関節アプローチでも、
AKAでは「転がり」「滑り」「離開」など、関節面の動きに着目し、
JF法では「圧迫刺激で潤滑油を促す」ような手法をとっていた。
やり方は似ているようでいて、アプローチの“理論”や“考え方”は違う。
そして──
どちらかを学んだ人たちは、もう片方の療法を強く否定する。
そんな場面を、何度も見てきた。
「○○は理論が甘い」
「△△は非科学的だ」
そんな声が、研修会や勉強会の中で交わされるのを、
僕は横で見ていた。
でも正直、ずっと違和感があった。
だって、現場にはいろんな患者さんがいる。
関節がゆるくて不安定な人もいれば、
動かなくなるくらいガチガチに固まっている人もいる。
だったら──
その人にとって“ちょうどいい方法”を選べばいいのに、と。
今になって思うのは、
あのときぶつかっていたのは「理論」じゃなくて、
**“視点の硬さ”**だったんだということ。
情報が開かれた時代に
最近は、昔のような“療法間バトル”はあまり聞かなくなった。
その理由のひとつは、やっぱりSNSやネットの普及かもしれないなぁと思う。
いまは、X(旧Twitter)やInstagram、YouTube、noteなどで
いろんな療法の「良さ」や「工夫」が、気軽にシェアされている。
この方法、ちょっとおもしろいな
うちの患者さんにも合いそう
こんな視点、なかったな
そんな発見を、理論や流派にこだわらず受け取れる時代になった。
**「対立」より「応用」や「共感」**が、自然になってきた気がする。
ほんと、いい時代になったなぁ。
若いセラピスト・学生さんへ
これから臨床に出る人や、まだ療法に迷っている人へ伝えたいのは、
「どの療法が正しいか?」よりも──
「いま、目の前の人にとって必要なのは何か?」
それを考える力の方が、ずっと大切だということ。
そして、もし自分と違う意見に出会ったら、
「それも一理あるかもな」と、ちょっとだけ視点を緩めてみること。
その**“視点の柔らかさ”**こそが、
リハビリの深さや広がりにつながっていく。
さいごに
理論は大切。
でも僕たちが向き合っているのは、「理論」じゃなく「人」だから。
療法にこだわるよりも、
目の前の人にとって今できる“ちょうどいい関わり”を。
そんな考え方が広がっていくと、嬉しいなと思っています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました😊
#リハビリ #作業療法士 #理学療法士 #言語聴覚士#OT #PT #ST #臨床の知恵 #視点の柔らかさ
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