変わっていく子どもと、変わらない日常のなかで
毎日保育園へ息子と一緒に自転車で登園。
玄関で「バイバイ」とハイタッチ。私は玄関のガラス扉を閉める。
息子は靴箱に慣れた手つきで靴をしまい、私に背を向けて2階への階段を駆け足で登っていく。
階段の踊り場で振り向き、またバイバイをする息子。
私がずーっと手を振り続けると、息子は「もういいよ」と言わんばかりに手を前後に動かす。
私が手を振るのをやめてその場を去ると、階段を登って息子の姿が見えなくなる。
これは、保育園へ息子を送った時の私と息子の毎日のやりとりです。
2歳から保育園へ通い始めた息子。
最初は泣いたり怯えたりしながらも、何とか登園してくれていました。
自分から玄関に入ることができず、抱っこしたまま先生に預けていた毎日。
それがいつしか自分で玄関を開けて飛び込んでいくように。
「本当におおきくなったなぁ⋯」
気づいた時には、一回りも二回りも成長した息子になっている。
私は毎日ほぼ同じ事を繰り返しているのに、その間に息子は大きく変わりました。
先生に話しかけられても俯いていたのに、「おはよう!」と大きなあいさつをするようになり、
玄関に入ってからも握った手をなかんか離さなかったのに、すぐに「バイバイ」とハイタッチをして入っていき、
靴箱に靴を入れるのも一苦労だったのに、流れ作業のように靴を入れ、
階段を一段一段なんとか登っていたのに、駆け上がるように登っていく。
「毎日の保育園への送り一つをとっても、こんなにも変わったんだ。」
心も身体も大きくなった息子の姿を時折実感すると、何とも言えない気持ちになります。
良いことには違いないけど、あの頃の息子をもう見ることはできない。
とても切ない気持ちになるのが本音です。
そう考えると、
「今」の息子もあっという間に成長して変わっていく。
「今」の息子と過ごせる時間は、本当に今しかない。
当たり前の事だけど、当たり前過ぎて気付いていませんでした。
気付いていても、時間が経つと忘れていたんだと思います。
朝起きて、子どもを送って、仕事に行って、帰って寝る。
親にとっては変わらない毎日でも、子どもにとっては毎日が新鮮で、魅力に溢れていたりするものです。
時には親の知らない間に、困難な状況も経験しているかもしれません。
そんな毎日から色んなことを学び、吸収し、成長している子どものことを考えると、
「毎日が平凡でつまらない」なんて、完全な私の自己中だ。
そう思うようになりました。
日々子どもは成長し、親のもとから少しずつ離れていっています。
よそ見をしている間に子どもは前へ進み、いつかは自分のもとから去っていきます。
時間は本当に待ってはくれません。
まだ見ぬ未来に変化や刺激を求めるんじゃなく
子どもと一緒に居られる「今」の時間をかみしめ
ただ、子どもと「今」を精一杯大切に過ごす。
それが子育てで一番大切な親の役割であって、親が子どもにあげることのできる最大限の愛情なんだ。
保育園の階段を駆け上がる大きくなった息子の後ろ姿を見て、少なくとも私はそう確信しました。
子育てのあり方や考え方は人それぞれですが、どんな形でも日々子どもと向き合って心身を奮い立たせている世の中のパパママさん。
毎日本当にお疲れ様です!

