「事実の重さ、子どもの集中時間」研修で語られ、現場の先生方を驚愕させた子どもたちの短い集中時間15?の事実
子どもはどのくらいの時間集中できるのでしょうか?また、大人と子どもでは大人の方が集中できるのでしょうか。今までも、そして、これからも、教育現場の先生たちの永遠のテーマだった、子どもの集中をテーマに、今日は迫りたいと思います。
子どもの集中時間はどのくらいあると思われますか?また、ご自身の集中できる時間はどれほどあると思われますか。私は、教育研究所の所長をしています。教育界で長年の課題であった「落ちこぼれ」を追求していく中で重要と考えた幼児教育、これらの土台となると基礎教育を追求、探求して50年になります。昨年から、研究員制度を設け、研究員の方々と私の名前を冠したメソッドを纏めています。
この50年の研究と探求から、子どもたちの集中時間についての関心が高まった時がありました。そこで、ある子どもの事象からヒントを得て仮説を立てたのです。「子どもの集中時間のピークは〇〇」だと。それは40年ほど前です。小学生や幼児の日常を観察していて、あることに気付いたのです。それがテレビを見ている子どもたちでした。そこに、共通した特徴があったのです。
それは、CMの時間でした。子どもたちは、判で押したように、30秒CMや60秒CMになると目を背け、別のことをし始めたのです。ところが、あるCMだけは違いました。それが15秒CMでした。15秒CMが4本になると単純に1分になりますが、それでも子どもはテレビ画面を見続けていたのです。
気付くと、大多数の大人も子どもと同じような行動をとっていました。この発見は、衝撃的でした。子どもの集中時間の単位は、時間でもなく、分でもなく、秒だったのです。そして「子どもの集中時間は15秒でピークになる」という仮説を立てたのですが、この仮説にかなりの信憑性が出てきました。そこから、脳科学、認知心理学など様々な面からの検証が始まりました。
今では、こうした脳の反応や、心理学的反応は様々な所で見ることができます。例えば、温泉施設に行き、シャンプーをした後にシャワーで流しますが、その時間が気になったことはありませんか。10秒ほどだと短いと感じ、20秒ほど経つと長いと感じ、時には止まらないのではと不安になる。「ちょうどいい」と感じさせる心理設計になっているのです。
こうした時間経過については野球の世界でも見られます。アメリカのメジャーリーグで採用された「ピッチクロック」がそれです。「待ち時間が長い=集中力と興味が切れる」観客に対する配慮が、この新たな時間規則でした。
私たちは、無意識の中で「時間」に操られているのだと思います。私のメソッドでは、こうした「時間」に焦点を当て学習を設計しています。まだ、この「note」を初めて1週間ほどなので私の想いや考え、これまでの活動などをお伝え出てきていませんが、この「時間」に関して、幼児教育の中である提唱をしていました。それが「7秒間のハグ」です。
この「7秒間のハグ」が広告代理店の方の目に留まり、ベルメゾンのCMに採用されました。まさか、自分が提唱してきた「7秒間のハグ」がコマーシャルになるなんて、提唱者としてはこれ以上の喜びはありません。7秒とは、互いの温もりが伝わる時間なのです。皮膚を通して温かさを感じ、相手の存在感を感じ取れる時間が7秒の間にあるのです。その効果は、皆さん、よくご存じでしょう。これも、脳科学的な解明ができますが、今日は「愛情が伝わる」という表現にしておきます。
こうして、人は無意識に時間に操られている、としたら、これを学習に活かすとどうなるか、こうして、私たちのメソッド、学習を科学したプログラムが出来上がっていきました。学習は長く行えば効果が出るという単純なものではないのです。短くても効果が出る。現代社会では、大人も子どもも、有限である時間を有効に活用しなければなりません。
これから、さらに詳しくお伝えしていきます。楽しみにされていてください。最後に、子どもの集中時間が「15秒」、お子さんを叱るとき、この時間を過ぎると、それは、互いに空しい時間になってしまいます。どうぞ、お気を付けください。
今日もここまでお読みいただき有難うございました。
