見出し画像

『生きていて良かった。』

あれから一年

2026年6月15日。

ちょうど一年前の今日、僕は脳出血で倒れた。

あの日の朝は、いつもと少し違っていた。

右手に軽いしびれがあった。

ただ、その時は大したことではないと思っていた。

仕事もあるし、出かける予定もあった。

まさか数時間後に人生が大きく変わるとは思ってもいなかった。

その後、突然右半身が思うように動かなくなった。

何が起きたのか分からない。

ただ、これは普通じゃないということだけは分かった。

りえがすぐに対応してくれ、救急車を呼んでくれた。

救急隊員の方々が来てくれた時も、僕は何とか挨拶をしたことを覚えている。

不安だった。

これからどうなるのか分からなかった。

病院に運ばれ、脳出血と診断された。

その後、手術。

全身麻酔から目が覚めた時、右側の身体は思うように動かなかった。

何とか起き上がろうとした。

自分でどうにかしようと思った。

でも、身体は言うことを聞いてくれなかった。

昼なのか夜なのかも分からなくなるような日々。

自由に動けない。

思うように話せない。

当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなくなった。

そこから長いリハビリが始まった。

最初は本当にできないことばかりだった。

右手は動かない。

右足も思うように動かない。

歩くことも難しい。

それでも少しずつ、少しずつ前へ進んだ。

病院では新しい友達もできた。

同じように病気や怪我と向き合う仲間たち。

一緒に笑い、一緒に励まし合った。

辛いだけではなかった。

支えてくれる人がいた。

家族がいた。

友達がいた。

そして一年。

今も右半身には後遺症が残っている。

しびれもある。

ふらつくこともある。

思うようにできないこともたくさんある。

正直、悔しいと思う日もある。

それでも僕は生きている。

毎朝散歩に出る。

両親の墓に手を合わせる。

コーヒーを淹れる。

CAPRI LAB.を開ける。

家族と笑う。

友達と話す。

一年前には想像できなかった日常が、今ここにある。

この一年で学んだことがある。

人は一人では生きていけないということ。

そして、当たり前の日常は決して当たり前ではないということ。

脳出血になったことは決して良かったことではない。

できれば経験したくなかった。

でも、この一年で出会えた人たち。

改めて気づいた家族の大切さ。

地域の温かさ。

生きていることのありがたさ。

それらは確かに僕の宝物になった。

まだ道の途中。

完全に元通りにはなっていない。

それでも前を向いて歩いていこうと思う。

焦らず、少しずつ。

そして来年の今日も、

「生きていて良かった」

そう言えたらいい。

本当に、あれから一年。

たくさんの人に支えられてここまで来ることができました。

ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!