「今年も、きっといいことがある。」
朝起きると雨。
いつもの散歩はお休みになった。 少し残念だったが、こういう日もある。
お昼は家で吉本新喜劇を見ながらカレー。
何も考えずに笑える時間はやっぱりいい。
13時前からはCapriccioとCAPRI LAB.へ。
Capriccioには一組のお客さん。
CAPRI LAB.はお客さんゼロ。
でも、それでいい。
CAPRI LAB.は売上を追いかける場所ではない。
コーヒーを淹れながら、ゆっくり考えたり、誰かと話したり、自分自身のリハビリをしたりする場所。
だから、お客さんがいない時間も嫌いではない。
夕方、こうようが自宅へ帰るというので松阪駅まで送った。
結婚式も近い。
忙しいだろうけど、自分の道をしっかり歩いている姿を見ると頼もしい。
帰り道、
「夕ご飯でも食べようか。」
そうなって、久しぶりにアンへ寄った。
昔から子どもたちとよく来た店だ。
かずきも高校生の頃、おじいちゃんによく連れてきてもらっていた。
店に入ると、いろいろな思い出がよみがえる。
あの頃は当たり前だった時間が、今思うと本当に幸せだったんだなと思う。
その後は、りえの実家へ。
義父に一日早い父の日のプレゼントを届けた。
喜んでもらえてよかった。
そういえば僕にも二十歳を超えた息子が三人いる。
でも父の日のプレゼントをもらった記憶は、ほとんどない気がする(笑)。
もっとも、元気でいてくれるだけで十分なのかもしれない。
一昨年、かずきが結婚して、僕にも娘ができた。
そして去年の父の日。
僕は脳出血で倒れた。
娘になった美里が父の日のプレゼントを用意してくれていたそうだ。
でも、その頃の僕は病院のベッドの上。
プレゼントを見ることも受け取ることもできなかった。
あとから聞いて、とても嬉しかったし、少し残念でもあった。
そんなことを思い出しながら帰宅した。
去年の父の日。
まさか自分が生死の境をさまようことになるなんて思いもしなかった。
それでも奇跡的に助かった。
今も体は思うようには動かない。
ふらつく日もあるし、できなくなったこともたくさんある。
それでも今日こうして、
家族とご飯を食べて、
こうようを駅まで送り、
懐かしい店で昔を思い出し、
義父に父の日のプレゼントを届けることができた。
そんな当たり前の一日が、とてもありがたい。
去年、奇跡的に助かったんだから。
きっと今年も、何かいいことがある。
そんな気がした一日だった。
