会社員やめて、ごみ収集作業員として働いてみた
正直『ごみ収集』と聞いて、あまり良いイメージが無かった。
今回ごみ収集作業員として働いてみて、実際に感じたことをここに紹介する。
なぜやろうと思ったか?
3年勤めた会社を退職後、ワーホリや海外を放浪しお金が無くなり、再び海外へ繰り出す為の資金を貯めるべく、求人サイトを見ていた所、夏の間の短期で他の求人と比べ給与が良かったので、応募してみた。
応募当初は、ごみ収集に対するイメージはいわゆる3K(きつい、汚い、危険)だったので、もし合わなければ辞めればいっかぐらいの気持ちだった。しかし、結論、契約期間満了までやり切れた。
給料は?
今回応募した形態は夏季限定の短期アルバイト
求人サイトには日当11,000円と記載されており、1日8時間労働で時給換算すると1時間あたり1400円弱と当時のその地域の平均時給1,000円程度と比べると給与は良い。
実際に何するの?
基本的には3人で一台のごみ収集車に乗り、以下の構成で
1人:運転手 2人:作業員(ごみを積み込む人)
各自治体のゴミステーションを周り、作業員として指定のごみ袋にまとめられたごみをポンポンと収集車の後部に投げ入れていく。
投げ入れられたごみは、収集車後部の回転板によって押しつぶされ荷台の中へ押し込まれていく。
可燃ごみだと約2,000kgで一杯になり、
一杯になったごみ収集車は、焼却炉へ行き重さを測り荷台を空に。
空にしたら、また担当エリアに繰り出し。
ごみの種類は、可燃、プラ、不燃、ダンボール、再生紙、廃品回収とあり
午前は可燃、午後はプラ回収など曜日や割り当てられるGrによって異なった。
作業員をやってみて、、、
生ごみがパンパンに入って重いこと
私が働いたエリアでは、指定のごみ袋が使用されており一番容量の大きいもので45L。これに生ごみがパンパンに入ったら約3~5kg。
この数字だけ見ると余裕じゃんと思うかもしれないが、
家からごみ捨て場まで持っていくだけではないのだ…
ごみ収集作業はいくつもある自治体を効率よく回らないといけないので一つずつ投げ入れてては時間がかかるので、
片手に平均3つ合計6つのごみを同時に掴み、後部の回転板に投げ入れる。
この作業が結構ハードである。
単純計算で約20~30kgの重さのあるごみを一度に掴む、最初は指が千切れるかと思った。
それに加え、収集車がごみ捨て場の脇に駐車できればいいが、全てのごみ捨て場がそんなアクセスいい場所にはないのだ。
そう、これらを持ったまま少し離れた収集車まで運ぶのだ。
これがまたまたハードだった、パンパンに張る二の腕、前腕の筋肉、、、
中学の運動部くらい走る
自治体の各ゴミステーションの距離って意外に近いものだ。
ごみ収集は1人が運転して、2人がごみを回収するので、ステーションに到着すると作業員2人は車から降りて回収作業を行い、改修が終わると再び車に乗り込み、次の回収場所へ移動する。
しかし、各ゴミステーションの距離が離れていない時は、そのまま車に乗り込まず走って次の場所へ向かう。
一つの自治体に大体10~15箇所程度ゴミステーションがあるが、その中の数ヶ所が近い距離に設置されている際は全て、その間ダッシュする。
そう、ダッシュ→ごみ回収→ダッシュの繰り返しだ。
私が働いたのは、夏。
炎天下の中、これらを遂行した後はもちろん汗まみれだ。。。
中学生の夏休み、バスケ部の練習中、蒸し風呂になった体育館で、思いっきり走った頃を思い出す。
このダッシュに加え、可燃ごみや不燃ごみの重い物を運び投げる作業を混ぜるともはや、一種の筋トレに近い。
自治体の人達
各自治体のゴミステーションを周っていると、時々自治体の人が数人でごみ回収を待っている光景が見られる。そこに行くと”毎日暑い中ご苦労様”と労いの言葉を言って貰えることがある。
これだけでも嬉しいがそれに加え、
当たりの自治体では凍らせたアクエリアスや麦茶をくれる。
真夏の炎天下、全速力ダッシュでたくさん運動した後にはこういった飲み物が最高だ。
自治体の人は、ごみ回収が終わるとその辺に散らばった小さなごみを箒片手に掃除してくれている。
こういう人達のおかげで、ゴミステーションが綺麗に保たれているのだなと感心する。
宿敵、カラス
”ごみ”がある所にカラスあり
各ゴミステーションにカラス対策で色付きのネットを被せていたりするが、
それでも、そこからはみ出たごみを啄ばんで道端に撒き散らす黒い獣。
道中、遠目でカラスが群がっているのを目撃すると十中八九、ごみが散乱している。
穴の空いたごみ袋から漏れ出る謎の液、そこから漂う生ゴミの悪臭、道端に撒き散らされたごみの後片付けと、カラスが荒らすとごみを回収する側は甚大な被害を被る。
癖強、職場
ごみ収集に携わる人ってどんな人?って聞かれたらイメージできるだろうか
私が行った職場は、20~60代までと幅広い年代が働いており、もちろん、女性などおらず全員男性。昔の雰囲気がまだ残っている、男社会であった。
40代以降は、昔ヤンチャしてたであろう人が多く、喫煙者の数は85%程だったのでごみ回収へ向かう車内では、煙混じりに昔話、自慢話、説教の3コンボを喰らうこともあった。この層はイメージ通りだった。
一方、若い層は、昼休みにカードゲームで盛り上がっている人や仕事終わりにUberEatsの配達員でさらにお金を稼いでいる人など割と楽しそうにしていた。
休憩天国
ここまで、述べた事だけだと辛く思うかもしれないが
やってみた結果、トータル意外と悪くなかった。
その理由が、待遇の良さだ。
私が配属された事務所は、一人一つソファまたはベッドが割り当てられ休憩中はそこで昼寝する事ができる。
事務所には、大浴場がありいつでも使用することができるので午前と午後の作業が終わる2回入浴していた。
担当エリアが終わると、その班はそのまま休憩に入れる。
午前は8時に始業で各班、担当エリアのごみを回収し早く終われば終わる程長く休憩が取れる。それゆえのダッシュである。
最短で10時30分頃に終わる曜日があったのでその日は、13時までの2時間半休憩だ。午後も同様14時30分頃には終わるので、終業時間の16時前まで1時間程度休憩し、時間になると即帰宅という流れだ。
実働賃金
実際にごみを回収して動いている時間は、1日に4〜5時間程度。
残りの時間は、入浴や睡眠など自由時間なので、8時間拘束ではあるが
実質働いてる時間を考えると実働の時給は2,000円以上となる。
バイトにしては中々高時給では無いだろうか。
感想
ゴミ収集の短期バイト、正直かなり良かった。
・お金をもらいながらハードな運動ができる
・実働時給2,000円超え
・意外と車に乗ってる時間が長くて楽
・16時前には確実に帰れる
肉体労働でキツいけど、体を動かすのが好きな人には最高。
ジムに金払って運動するより、金もらって運動して風呂まで入れるのは強すぎる。
短時間で効率よく終わらせるほど休めるので、効率厨の自分にはドンピシャだった。
市営バイトで当日休みOK&有給ありなのも神環境。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
