見出し画像

【第1章】私が「死にたい」感情を初めて持ったあの日。親が与えてはいけない一生物の呪い



私は三姉妹の末っ子として産まれました。


私の家は物心ついた時から父親が空気を支配していた。
両親が仲良く話しているところを見たことがない。
両親は常に敬語で会話、父が不機嫌になると物が飛ぶ、箸や食器が投げられ、
ドアは強く閉められ大きな音が家中に響く。


常に怯えて過ごしていました。

そんな父親でも子どもには愛はあったのか上の姉2人とは会話していた。姉2人とは旅行に行ったり、お小遣いをあげたりしていたが私はまともな会話はおろかお小遣いなんてもらったことなかった。

この頃は気付かなかったが
今思うとこの差別が
私の自己肯定感を下げていた。

ある日の朝、
私がお腹が痛くてトイレに籠ってたら
仕事前にトイレに行きたかった父親に
ドアを蹴られた。

母親が変なネズミ講にハマり、
深夜まで帰って来なくて寂しくて泣いてた私に
「うるせえ!」と怒鳴った。

一方母親は常に「お金が無い」と言い、
お金に縛られていた。
流行りの洋服、本、おもちゃ、欲しいものも
お金のせいで叶わない毎日。

そんな父と母の元で育ちました。

そんな環境の中、良いテストの点が取れた時だけ唯一自分を認めてあげられていた。

小学校中学年からは中学受験をしたいと
母親に伝えていた。

でも通信教育の応募用紙を持って帰ると
めちゃくちゃ怒られた。

今思うと子どもの勉強意欲を怒る母親はなかなかいない。

憧れの公文や塾には行けなかった。

母親の「お金がない」という口癖のせいで
何も挑戦できなかった。
だから今でも私立校や公文に通っている子をみるととても羨ましく思う。

それでも諦めず1人で勉強を頑張っていた。

ある日ミシンの営業の人がうちに来ていた。

母は
「この子が中学受験するので余裕がないんです」
と言って断っていた。
その時私は「中学受験できるんだ」
と嬉しかった。

営業の人が帰ったあと
「中学受験させてくれるの!?」
と飛びつく私に母が投げかけた言葉は


「あんなの断るための嘘よ」

とてもショックで今までの努力全部が
意味がなかったんだと思った。

6年生になると
学校で頑張る意味がわからなくなっていた。

勉強を止めて見た目を気にしだした私は
母に新しい洋服を買ってくれないかお願いした。

でも母は

「お姉ちゃんたちのお下がりがあるでしょ」

その一点張り。

なんで何も叶わないんだろう?
なんで買ってくれないんだろう?
私が可愛くないから?

思うように行かない環境の理由を
グルグル探し回る。

その理由は全て自分なんだ。
自分がブスだからだ。

だから父親も姉とだけ話すんだ、
だから先生も可愛い子には下の名前で呼び、
私には苗字で呼んで態度も違ったんだ、
と気付いた。

この歪んだ気付きが
後に一生自分を苦しめることになる。

「死にたい」


小学6年生で初めて芽生えた希死念慮。
可愛がられない子はいらないんだ。
死ぬべきなんだ。

そんな環境のストレスから
中学受験する子たちが羨ましくて
嫌がらせをしたり先生に反抗的な態度を取った。

そうかと思えば家では自傷行為をした。

紙いっぱいに「死にたい」の文字を
赤ペンで書いた。

真面目に勉強に励んでいたそれまでの私とは
明らかにいつもと違う私に変わっていった。
私なりのSOSを出していた。


小学生6年生の6月10日の昼休み。


「お母さんが迎えに来てるよ」


急に先生に呼び出された。

学校の玄関に行くと母親が待っていた。

「行くよ。」

そう言われ、わけも分からず早退し
車に乗せられ向かった先が地獄の始まりだった。


続きはこちら

【余談】
・幼少期からの父親の家庭内暴力、我が家の場合は『音での威嚇』でした。
その影響で私は今でも大きな音が大の苦手です。

よく夫に「物音が大きい💢」と怒ってしまいます。

おそらく夫にとって普通の生活音なんです。

でも私の脳みそには「大きな音=威嚇、脅威」の認識が植え付けられてしまっています。

こんな呪いをかけた父親を一生許せません。

・もうひとつ、母からの「お金が無い」という口癖も一生の呪いになりました。
大人になった今でも「お金が無いと不自由な思いをするんだ」と思い込み、お金に執着する人間になった。優しい夫、素敵な友達、落ち着く家があっても「お金をもっと稼がなきゃ」と常に焦っています。これはとてもつらいことです。私の場合は「お金が無い」という言葉ですが、呪いの言葉は各家庭によって違うと思います。

どうかこういった一生物の呪いを子どもに言っていないか、振り返ってみてください。
そして、これからはお子さんにはかけないであげてください。

例えばお金がなくてもその姿を決して子どもに見せないでください。
その犠牲を子どもに与えないでください。

大人の何気ない言動も子どもにとっては大きな影響。些細なことも気にかけてあげて欲しい。それは大人になったら「呪い」になるかもしれない

あの時買ってもらえなかったキャラクターの洋服は大人になった今でも狂ったように集めてます。あの時の私を慰めるように。
でもあの時の私が泣き止むことはないです。

一度芽生えた希死念慮は一生消えません。
どんなに幸せでも心の底では
「死にたい」感情が支配するようになります。

いいなと思ったら応援しよう!