岐阜の丘陵コースはレベルが違う。コースマネジメントを本気で磨きたいゴルファーへ贈る、戦略性ランキング
「飛距離はそこそこ出るのに、なぜかスコアがまとまらない」「練習場ではうまくいくのに、コースに出ると判断が迷う」──そんな経験を重ねてきたゴルファーには、ぜひ一度、岐阜県の丘陵コースでラウンドしてほしいと思っています。
岐阜県は、東海環状自動車道や中央自動車道のネットワークが整備されており、名古屋をはじめ各地からアクセスしやすい立地にあります。そして、自然地形をそのまま生かした丘陵コースが多く、戦略性の点では全国でも屈指のラインナップが揃っています。プロトーナメントの開催実績を持つコースや、世界的な設計家の手による名コースも多く、ゴルフという競技の本質的な面白さに向き合える場所です。
今回は、楽天GORAで予約できる岐阜県の戦略性の高い丘陵コースを、ランキング形式でご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてください。
戦略性の高い丘陵コースを楽しむために知っておきたいこと
丘陵コースの醍醐味は、地形の変化にあります。打ち上げ・打ち下ろし・ドッグレッグ・谷越え──こうした要素が絡み合うことで、「どこに打つか」「どこを避けるか」という判断力が問われます。飛距離だけでは太刀打ちできず、コースとの対話が求められるのが丘陵コースの本質です。
ラウンド前に意識しておきたいのは以下の3点です。
グリーンへの入り口を逆算する ── 第2打、第3打が楽になる場所へ第1打を置く意識が大切です。
ハザードより「ミスの許容範囲」を考える ── バンカーや池を「避けるもの」として見るより、「どちら側に外してよいか」を判断する方が攻略しやすくなります。
グリーンの傾斜とアンジュレーションを先読みする ── 戦略性の高いコースほどグリーンに工夫が凝らされています。ピン位置だけでなく、グリーン全体の形状を把握してからアプローチを選びましょう。
第5位 岐阜北カントリー倶楽部(岐阜市)
スコットランドタイプと木立の組み合わせが生む戦略性
岐阜市内唯一の本格的な27ホールズとして知られる丘陵コース。標高約250mに広がる270万平方mの敷地に、松・杉・栃・ヒノキ・桜・楓といった豊かな自然林が各ホールをセパレートしています。
27ホールのうち、西・北コースはスコットランドタイプ、東コースはフラットなアメリカンタイプという異なる性格を持っているのが特徴です。戦略性を本格的に試したい方は、西・北コースの組み合わせを選ぶのがおすすめ。正確なショットが要求され、1打ごとにプレーヤーの挑戦意欲が試される展開になります。
また、東コースに向かう際には、全国的にも珍しいゴンドラに乗車してコースへ移動するという体験も楽しめます。コース選びの幅が広く、初心者から上級者まで目的に応じたラウンドが組みやすいコースです。全乗用カートにはGPSナビが搭載されており、ヤーデージ確認やスコア入力も快適に行えます。
こんな人におすすめ:コースバリエーションを楽しみたい方、戦略性を試しつつ初心者も連れて行きたい方
第4位 多治見北ゴルフ倶楽部【PGM】(多治見市)
自然地形のアンジュレーションが飛距離より正確性を要求するコース
名古屋中心部からもほど近い、岐阜県多治見の丘陵に広がるパブリックコース。自然のままの地形と景観を活かしながら、高低差は少なくも絶妙なアンジュレーションが設けられており、戦略性の高いホール設計が特徴です。
「飛距離よりもショットの正確性が求められる」という評価が多く、シングルプレーヤーからビギナーまで幅広く楽しめる間口の広さがあります。また、2024年8月からナイタープレーを導入しており、日中の暑さを避けてプレーできる夏場の選択肢としても注目を集めています。ナイター照明はティーイングエリア・フェアウェイ・グリーンの設計照度を高く設定しており、飛球やグリーンのアンジュレーションを鮮明に確認できる環境が整っています。
中央自動車道・多治見ICからのアクセスが良好で、名古屋エリアからの日帰りラウンドに適しています。
こんな人におすすめ:正確なショットを磨きたい方、夏のナイターゴルフに興味がある方
第3位 東建塩河カントリー倶楽部(可児市)
ゲーリー・プレーヤー設計。グリーン周りが別次元の難度を誇る傑作コース
岐阜県可児市に位置する、ゲーリー・プレーヤーと富沢廣親氏が共同設計した27ホールの丘陵コースです。「JAPANゴルフツアー開幕戦・東建ホームメイトカップ」をはじめ、日本女子プロゴルフ選手権、日本シニアオープンなど、数々のトーナメントを開催してきた実績を持ちます。
コース全体はフラットでフェアウェイも広く、OBが少ないためティーショットは思い切って振り切れます。ところが、グリーン周りへ近づくにつれて難易度が急上昇します。バンカーが多数配置され、微妙なアンジュレーションを持つグリーンがプレーヤーを迎え撃ちます。
西コース5番ショートホールはこのコースの名物で、グリーン前後左右が池に囲まれたアイランドグリーン。中央には大きなバンカーも設置されており、正確性が問われます。「ティーショットは楽なのに、なぜかスコアがまとまらない」というもどかしさを体験できる、コースマネジメント練習には絶好の舞台です。
クラブハウスは吹き抜けの明るい空間で高級感があり、レストランの料理評価も高め。接待ゴルフにも好まれる格調あるコースです。
こんな人におすすめ:グリーン周りの精度を磨きたい方、接待や記念日ラウンドに格のあるコースを求める方
第2位 日本ラインゴルフ倶楽部(可児市)
岐阜の名門。日本オープン・日本プロ開催の36ホールチャンピオンコース
岐阜県で最初の日本オープンを開催し、2回の日本プロを開催したチャンピオンコース。**村上義一氏の設計思想である「ロングドライブではなく、精度の高いプロ技術を求める設計」**が息づいており、コースを重ねるほどその奥深さが増していく名コースです。
東コース・西コース合わせた36ホールはそれぞれ異なる性格を持ちます。西コースは高低差約30mで松と栗林が多く、ところどころに池が点在しながらもOBは比較的少なめ。東コースはより長く、40種類もの植樹でホールがセパレートされており、特にインコースは池あり谷ありで変化に富み、常にボールコントロールが要求される難易度の高い設計です。
恵那連峰・木曽御岳山・白山を遠望できるダイナミックな展望と、フェアウェイの絶妙なアンジュレーションが融合した景観はまさに名門の風格。楽天GORAの口コミでも「池や谷越えが戦略的で攻めがいがある」「さすが名門」という評価が多く並んでいます。
クラブハウスには温泉も完備されており、ラウンド後の疲れを癒すことができます。料金は高めの設定ですが、組数が少なくゆったりプレーできる環境はそれに見合う価値があります。
こんな人におすすめ:本物のチャンピオンコースで腕試しをしたい方、岐阜の名門コースを体験したい方
第1位 三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コース(揖斐郡揖斐川町)
2025年 第92回日本プロゴルフ選手権開催。倉本昌弘設計の最高傑作
今回のランキング1位は、2025年に第92回日本プロゴルフ選手権大会が開催された、三甲ゴルフ倶楽部 谷汲コースです。プロゴルファー・倉本昌弘氏が設計したこのコースは、戦略性と自然美を高い次元で両立させた、岐阜県を代表する丘陵コースと言えます。
揖斐川の里・谷汲の豊かな自然に包まれた18ホールは、ブラインドになるホールが一切なく、各ショットから次打の落下地点が見えるフェアな設計が貫かれています。ただし「フェアであること」は「やさしいこと」とは別物です。フェアウェイ各所に点在する立木がショットの狙いを絞り込み、緻密にデザインされたベントグラスのワングリーンはアンジュレーションが複雑です。
楽天GORAのクチコミには「日本プロ開催コースだけあって難易度は非常に高い」「結果オーライは通用しないコース」という言葉が多く並んでいます。100切りを安定してできないレベルのゴルファーには、大叩きのリスクがある本格的なチャンピオンコースです。一方で、キャディさんの質が高く、適切なアドバイスが受けられる点や、食事・接客の評価も非常に高いため、格調ある一日を過ごしたい方にも最適な選択肢です。
日本プロ開催に向けて13番ホールのティイングエリアが整備されるなど、コースコンディションへのこだわりも2026年現在も引き続き感じられます。
こんな人におすすめ:日本プロ開催コースで本格的な難コースを経験したい方、倉本昌弘設計の戦略性を肌で感じたい方
まとめ
岐阜県の丘陵コースには、単に「難しい」というだけでなく、「なぜそこに打つべきか」を考えさせてくれるコース設計の妙があります。プロが設計し、プロがトーナメントを戦ったコースでラウンドすることで、普段とは違う感覚でゴルフと向き合えるはずです。
スコアが良くても悪くても、「もう一度来たい」と思わせてくれるのが、岐阜の丘陵コースの魅力だと僕は思っています。
