【職場】人に教えると頭が真っ白になる私が教育担当やったときの話
もう4月ですね。
新卒の子が会社に入ってくるね。
昨年のことを思い出したので書いてみる。
始めて教育担当を任されたときの話。
「じゃあ、モモさん、教えてあげてくれる?」
これ、私にとって、会社で聞きたくない言葉ランキング3位以内のやつ。
自分で完結する仕事はいいのだが、
人に教えるというのが、どうしてもできる気がしないのだ。
「はい!じゃあみんな、こっちでやろうか。よろしくお願いします😊」

取り繕ってはいるが、
内心、緊張でパニックを起こしている。
席の前に、3人並ぶ。
全員、こっちを見ている。
(あ、やっぱ無理かも)

一瞬で頭がホワイトアウト。
「えっと…じゃあまず…経理システム覚えようか」
口は勝手に動くが、頭はついてきてない。
順番は?
どこから?
何をどの程度教える?
「じゃあ、まず最初にこの画面を開いて…」
1人はPCを開いて同じように操作を始める。
それを見た他の2人もPCを開く。
「え、ちょっと待って、あの、えっと…」

まずは見てもらうだけのつもりだったのだが、今更言えない。
視線がバラバラ。
自分の思考もバラバラ。
「これエラー出たんですけど…」
「ログインできないです」
どれから答える?
えっとえっと.....
「ちょ、ちょっと待ってね」
自分の声が明らかに焦っている。
さっきまで「できていたこと」が、全部わからなくなる。
(これでよかったっけ?)
確信が持てないまま説明するから、言葉がどんどん曖昧になる。
「多分…こうで…あ、違うかも…いや…えっと…」
空気が止まる。

後輩たちの顔が、少しずつ曇っていく。
「……」
「……」
誰も何も言わない。
(地獄)
後輩たちが戸惑っているのがわかる。
それが、自分の焦りをさらに加速させる。
「えっと、じゃあ順番にいこうか…」
今さら立て直そうとするけど、もう遅い。
自分の中でも整理ができていない。
(全員ちゃんと見なきゃ)
(でも無理)
(どうしたらいいの???)
「とりあえず、各自やってみて…」
急な丸投げ。
何も教えられていない。
でも、もう無理だ............
後輩たちが席に戻る。

誰も文句は言わない。
でも、空気だけが残る。
「この人、大丈夫かな」
そう思われている気がして、泣きそうになる。
自分の席に戻って、画面を見つめる。
さっき教えていた作業を、もう一度やる。
カチッ、カチッ。
問題なく進む。
(できるじゃん...)

なぜ、さっきできなかった。
「教える」って難しい。
なぜ他の人は普通にできてるの?
一対一なら、なんとか。でも複数になると——
念入りに準備しておかないと、完全に思考が止まってしまう。
心臓が嫌な感じでドキドキする。
寒くもないのに手が震える。
……このままじゃ先輩ライフ詰むな、と思って
対策を考えた。
まず分かったのは、
私がパニックになるのには理由があったということ。
私の脳🧠
「新人指導は、後輩に評価される場だ」
「ちゃんと教えられない=無能と思われる」
「ミスできない」
3人の視線が集まった瞬間、
勝手に“品定めされている側”になっていたのだ。
でも、一回後輩の立場で考えてみると
先輩を評価するとか、そんな余裕、たぶんない✋
後輩の目的はシンプルで、
・新しい環境に慣れる
・仕事の手順を理解する
それだけ。
正直、先輩が完璧かどうかなんてどうでもいい。
だから先輩としてやるべきことも、すごくシンプルだ。
作業手順を最後まで伝えること
分からないことを聞きやすくすること
これだけ。
じゃあどうすれば、パニックにならずに
最後まで伝え切れるのか。
私が後輩に教えるとき、
実際に役立っている「3つの心得」をまとめてみた。
心得① ゴールを共有する
最初に「今日は何ができるようになればOKか」を伝える。
いきなり手順から入ると、全体像が見えずに混乱しやすい。
⭕️ OK例
「今日は経理システムで請求書を作れるようになってもらいます」
「請求書の印刷まで操作できればOKです」
ゴールを先に共有すると、安心して聞けるし理解も早くなる。
心得② 完璧に説明しようとしない
一気に全部説明しようとすると、むしろ詰む。
まずは、自分が普段やっている動きを「1ステップずつ実況」するだけでいい。
❌ NG例
「まずは金額を入れるんだけど、この金額は財務システムにデータいくから、間違えないようにしなきゃいけなくて…」
⭕️ OK例
「このボタンを押して、ここに金額を入れます」
とにかく“次の1ステップ”だけに集中。
細かい注意点はあとからで🆗👌
心得③ 不安は無視する
説明していると頭に突然よぎる「この説明で本当にいいのかな?」
これをいちいち相手にしていると、脳がパンクして説明が止まる。
大事なのは、「止まらずに進めること」。
❌NG例
(私の教え方大丈夫?みんなついてきてる?わかりにくかったらどうしよう…)
⭕️OK例
とりあえず進める。
+安心を添える
「あとで質問していいからね」
「資料にもやり方書いてあるからね」
不安はスルーして、後でフォローが吉✨
ここまで色々書いたけど、正直——
パニックになってもいい
完璧じゃなくていい
最後まで説明できたら勝ちです✋
後輩は赤ちゃんじゃない。
ちゃんと理解力がある大人。
「わからなければ聞く」スキルも持ってる。
だから最後に伝家の宝刀↓
「ごめん、ちょっと私も緊張してる〜💦
わからなければ遠慮なく聞いてね😭✋」
これで十分。
平社員の先輩レベルの責任は果たしてる。
結局、私は
3ヶ月の教育担当をなんとか完走した。
1ヶ月くらいで、気づいたら普通に慣れていた。
正直、「できる先輩」とは言い難かったけど、
「優しいから質問しやすかった」と言ってもらえた。
これから初めて誰かの先輩になる人へ。
うまくできなくてもいい。
パニックになってもいい。
最後までやりきれれば、意外と何とかなります。
新人指導、お互いがんばりましょう✋✨

