【財務・会計】先物取引と先渡取引
先物取引と先渡取引
今回は、” 先物取引と先渡取引 ”についてです。
先物取引
まず、先物取引についてです。
先物取引とは
標準化された商品を、将来の特定の期日に、あらかじめ決められた価格で売買することを約束する取引です。取引所を介して取引され、決済の安全性が高いのが特徴です。
先物取引の特徴
標準化: 取引される商品の品質、数量、取引単位、受渡日などが標準化されています。
取引所取引: 取引所を介して取引されるため、取引相手の信用リスクが低いです。
証拠金取引: 少額の証拠金を預託することで、大きな金額の取引ができます。
反対売買⁽¹⁾による決済: 期日前に反対売買を行うことで、差金決済が可能です。
1)反対売買:すでに持っているポジション(建玉)⁽²⁾を決済するために、それと反対の売買を行うこと。
2)建玉:未決済のまま残っている約定のこと。価格の透明性: 取引所での取引価格が公開されるため、価格の透明性が高いです。
先物取引の例
日経平均株価先物: 日経平均株価を対象とした先物取引
原油先物: 原油を対象とした先物取引
金先物: 金を対象とした先物取引
先渡取引
次に、先渡取引について見ていきましょう。
先渡取引とは
特定の商品を、将来の特定の期日に、あらかじめ決められた価格で売買することを約束する取引です。取引所を介さず、当事者間の相対取引(OTC: Over-the-Counter)で行われます。
先渡取引の特徴
相対取引: 取引所を介さず、当事者間で直接取引されます。
カスタマイズ可能: 取引される商品の品質、数量、取引単位、受渡日などを当事者間で自由に設定できます。
信用リスク: 取引相手の信用リスクが存在します。
流動性が低い: 標準化されていないため、先物取引に比べて流動性が低いです。
価格の不透明性: 価格が公開されないため、価格の透明性が低いです。
先渡取引の例
為替予約: 特定の通貨を将来の為替レートで売買する契約
金利スワップ: 将来の金利を固定金利と変動金利で交換する契約
商品スワップ: 将来の特定商品の価格変動リスクをヘッジするための契約
先物取引と先渡取引の比較表

先物取引と先渡取引の使い分け
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