「愛ある言葉」の使い手になるためには
昔ある先輩からかけられた言葉で、
二度救われたことがあります。
1.先輩の言葉
一度目は、初めての異動で
気負いまくっていた時のこと。
その時に言われたのは
「最初からホームランを狙うな。
まずは指示されたバントを確実に決めろ。
それからヒット、長打と積み重ねていけばいい」
というものでした。
気持ちがふっと軽くなり、のびのびと
仕事ができるようになったことを覚えています。
二度目は、自分が社内の昇格試験で
初めて落ちた時のこと。
その時に言われたのは「腐るな」という一言。
自分の中で何かがふっ切れて、やってやると
気持ちが奮い立ったことを覚えています。
2.先輩からの学び
昔の偉い方の言葉で、『愛語よく廻転の力あり』
という言葉があります。
単なる言葉ではなく、
愛の気持ち(愛心)から
湧き出た言葉(愛語)には、
人を動かす力があり、
天をも変える力があるという意味です。
普段は素っ気なくて近寄り難い先輩でしたが、
あれはまさしく自分にとって愛語でした。
なぜその先輩はそうしたことが
できるのだろうと観察するようになって、
分かったことがあります。
それは、「自然体である」ということです。
何を言うか頭で考えようとはせずに、
流れに身を任せて相手の話を聞き、
相手の心のゆらめきを感じ取る。
そして、準備した言葉ではなく、
その時に自分の心の奥深くから
自然と湧き出た言葉を言う。
まさに『愛語は愛心よりおこりて、
愛心は慈悲の心をもととする』です。
3.愛語を溢れさせていくために
その後、自分も訓練したおかげもあって、
「自然体」で聞くということが、
最近ようやくできるようになってきました。
(まだまだ意識すればできるのレベルです。
何を言うか頭で考えないって、意外と難しい‥)
そして、「自然体」で聞くことは、
自分の心と体の健康がないとできない
ということにも気づきました。
チームの雰囲気も、家庭の円満も、
もっと言えば、会社の風土も、社会の情勢も、
そこにどんな言葉が流れているかで
決まるような気がします。
まずは自分の周囲から
「愛語」を溢れさせていくためにも、
自分の心と体の健康から大切にしたいですね。
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