「人を育てるコツ」は補助輪なしの自転車訓練にあった
(※この記事は3分で読めます。約1,500字)
あなたは自分が初めて自転車に乗れるように
なった日のことを覚えていますか?
突然ひとりでに自転車に乗れるように
なることはまずありません。
あなたが自転車を乗れるようになった裏には、
誰かが手を差し伸べてくれていたのでは
ないでしょうか?
補助輪なしの自転車に
乗れるようになるプロセスには、
人を育てるコツがたくさん詰まっていた
というのが、この記事の結論です。
ここからは実際にあった話。
河川敷でくつろいでいる最中、
自転車を補助輪なしで乗れるように
訓練している親子を見かけました。
おそらく初めてで
うまくいかなかったのでしょう。
「もう嫌!」と、小さな女の子が
ぎゃんぎゃん泣いています。
それを怒るでもなく、慰めるでもなく、
静かに聞いてあげているお父さん。
女の子自身が自ら乗ろうとするまで、
お父さんはじっと待っていました(①)
自転車の後ろには、
バランスを取るための
長い棒が装着されています。
女の子が自転車にまたがると、
お父さんはその棒にそっと手を伸ばして、
女の子に気づかれないよう、
後ろからバランスを取ってあげていました(②)
何度か転んだ後、
補助なしで自転車はヨチヨチと進むようになり、
女の子の顔には満面の笑みが。
そして、お父さんは、離れていく自転車を
後ろから遠い目で見守っていました(③)
この風景を目にして、
「人を育てる」ってこういうことではと、
ピンと来たものがありました。
①もしもお父さんが怒っていたら

まずポイントは、泣いている女の子が
自ら乗ろうとやる気になるまで、
じっと待っていたことにあります。
お父さんがやったことは、
静かに話を聞いてあげることのみでした。
もしここで怒っていたり、
必要以上に慰めていたりすれば、
女の子の気持ちに萎えや甘えが生まれて、
自ら再び乗ろうとすることはなかったでしょう。
おそらく女の子の涙には、
「できなくて悔しい」という気持ちが、
何%か混じっていたのだと思います。
その気持ちを敏感に感じ取り、
我が子なら自ら立ち上がれると信じて待った、
お父さんの信じ勝ちでした。
必要なことは、自らその気にさせるために、
相手に話させることです。
②もしもお父さんが何も手を差し伸べなかったら

女の子に気づかれないよう、
最初は補助棒で後ろからバランスを取っていた
ということもポイントです。
誰しも最初からはうまくできません。
あきらめないためには、
できそうだという希望、
できるという自信が必要です。
そうした成功経験をさせるために、
「任せて、任さず」。
自分がやっているという主人公感と、
自分ならやれるというヒーロー感を、
心の中に育ててあげましょう。
③もしもお父さんが甘やかしていたら

最後、女の子は一人で自転車をこぎ出します。
それを遠い目で後ろから見守るお父さん。
親も上司もそうですが、
いつまでも常に子供や部下の側に
いてあげることはできません。
最後は一人で自立して
歩いていけるようにしてあげることが、
目指すべきゴールです。
甘やかすことは簡単ですが、
それは本当の優しさではありません。
自ら立つことのできる人に
なるように支援することが、
人生の先輩としての役割です。
いかがでしたでしょうか。
あなたが人を育てる役割になった時、
頭の片隅でこの自転車の親子の話を
思い出していただけると幸いです。
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