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「自律」と「自立」はどちらが先?

学校や企業に入ると、こういうことを誰かに言われたことはないでしょうか?
「自律した人材になってください」と。
そして、それは多少なりとも、我慢や忍耐のニュアンスを含んでいる気がどことなくします。

自律:自ら律する
自立:自ら立つ

言葉を並べてみると、「自律」には自分を抑制しているイメージが、「自立」には自分を解放しているイメージがないでしょうか。
自分の決意を基に、自分の足で立ち、歩き出そうとしているイメージです。

「自立」とは、自分が人生で何を成し遂げたいのか、自らの軸を決めることだと思います。
そしてその軸は、自分をリードしてくれます。
辛い時も困難な時も、自分を奮い立たせてくれます。
リーダーとは他人をリードする前に、自分をリードできる人です。

「自立」していない中で、「自律」ばかりしていては、指示待ち人間になってしまうのではないか。
自分の人生ではなく、誰かの人生を生きることになってしまうのではないか。
だから、私は「自律」よりも「自立」がスキです。
自分のなりたいものをまず決め、そうなるために自分を律していく、つまり「自立」してからの「自律」だと思うのです。


・・・ひるがえって、学校の規則や会社の人事制度には、「自律」を求めるものがなんと多いことかと思いませんでしょうか。
なぜ管理職になるには最低何年は経験を積まないといけないということが、一律のルールとして決まっているのか。
なぜ役職定年になると、その人のパフォーマンスに関係なく、一律で管理職を外すのか。
なぜお腹が空いても、早弁をしてはダメなのか。

人事は過去からの継続性を大事にし、制度や慣習を守りがちです。
しかし、これからの人事パーソンは、それが人のヤル気や活力を引き出すことにつながるのか、それで「自立」した人材は育つのかという目を常に持ち、そうでないものは壊していく先導者になるべきです。

最後は人事の話になりましたが、「自律」よりもまず「自立」で、一人ひとりの人生がよりキラキラ輝くものになりますようにという願いを込めて。

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