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お尻の穴をジャックナイフで切られた(?)話

※この記事は、実際に起きた出来事を振り返りながら、今だから笑って書ける範囲でまとめた体験談です。

オムツ代を捻出したい…

2人目の子供が生まれ、何かとお金がかかる日々です。 

オムツのストックと共に、通帳の残りHPも減っていきます。

ああ、なんてこった。

何か有料記事を書いて、少しでも家計の足しに…

と思ったものの、赤ちゃんが夜寝ない時期に突入し、寝不足の頭からは何も生まれてきません。

これでは、家族が路頭に迷うのも時間の問題です。

そこで、私が飲み会の席でよく話す、"すべらない話"を記事にすることにしました。

この記事は有料に設定していますが、全文無料で読めます。

もし、この記事を読んで、
「面白い!」 や「かわいそう」や 「子育て頑張って!」…といった温かいお気持ちを抱いてくれたら、ご購入いただけたら嬉しいです。

金額は最低の100円に設定しています。

そんな、あさましい下心満載の記事です。


「前」と「後ろ」

さて、私はこれまでの人生で、メスを入れる手術を2回経験しています。

外科手術の経験があるだけでも珍しい気がしますが、私の場合はさらにその部位がユニークです。

なんと、その2回とは、下半身の「前」と「後ろ」です。

「下ネタかよ」と思ったあなた。

少し待ってください。

全然違います。

れっきとした外科手術です。

決して、性的な話ではありません。

ちなみに「前」の手術については以前記事にしましたので、もしよければご覧ください。(こちらも本当に下ネタではありません!)

今回は、その「後ろ側」、包み隠さず言えば「お尻の穴」の手術についてです。


ピンクのマーブルチョコ

あれは数年前、30歳になったばかりのある日のことでした。

近所のスーパーへ買い物に行こうと自転車にまたがった時でした。

明らかに、お尻に違和感があるのです。

「あれ、サドルに何か乗っかってる?」

そう思って自転車を降りて確認しましたが、何も見当たりません。

おかしいな、ともう一度サドルに座ってみます。

やっぱり何かを踏んでいるような感触があります。

気にはなるけれど、とりあえずスーパーまで立ち漕ぎで向かいました。

30歳成人男性の立ち漕ぎ姿、傍から見たらかなりシュールだったかもしれません。

そして翌朝、トイレを済ませてトイレットペーパーでお尻を拭いた瞬間、それは起こりました。

お尻の穴の近くに、何かが付いているのです。

しかし、何度拭いても取れません。

痛みは全くないので、「拭けば取れるもの」だと思って、僕は数分間ひたすら拭き続けました。

ですが、どうやっても取れないのです。

ここで悟りました。

「これ、お尻の穴に何かできてる!」

いわゆる「痔」というやつかと思い、すぐにドラッグストアで薬を買いました。

そして当時の彼女(今の妻)に相談。

すると、彼女は「見てあげるよ」とまさかの提案です。

ちなみに、彼女は医療関係者ではありません。

本当にただの興味本位です。

自分ではどうやっても見ることができず、日に日に大きくなっている気がしたので、意を決して彼女に見てもらうことにしました。

人生最大の羞恥心です。

彼女は見た瞬間、お腹を抱えて笑い転げました。

「大きさも、色も、何もかも、完璧にピンクのマーブルチョコー!!!」

それを聞いた瞬間、私も腹を抱えて爆笑しました。

もう一度見せてと言われ、2回目は自分でも面白くなり、気軽に見せました。

「えっ!?ちょっと待って!?2個ある!2連マーブルチョコ!!雪だるまみたいになってる!!」

もはや、その年で一番笑いました。

しかし、笑い事では済まされないサイズになっていたので、僕は近くの内科を受診することにしました。


近所の内科にて

病院の先生は無口な印象でしたが、淡々とお尻を見てくれました。

自分がされている姿は見えないので想像ですが、まずはヌルヌルしたジェルを塗って、棒のようなものでお尻の穴を広げて診察。

これもまた、恥ずかしいです。

先生の第一声。

「わぁ!大きな痔ですね!これは…大きい…。もう痛くて仕方ないでしょう?」

しかし僕は全く痛みがないのです。

「いいえ、全く痛くないです」と答えると、先生は「ええ!?こんなに大きくて!?」と驚き、何かを調べ始めました。

その間、私は尻丸出しで放置です。

情けなくて、自分でも笑ってしまいます。

今考えれば、尻丸出しでニヤニヤしているなんて、病院でなければ逮捕される事案です。

その後、先生は「町医者では正確な判断が難しいので、大きな病院で精密検査を受けてほしい」と告げました。

紹介状を受け取り、落ち込んだ気持ちで帰路につきます。

「重たい病気だったらどうしよう……」

そんなことを考えていたら、ふと体の違和感に気づきました。

尻がヌルヌルのままです。

先生と看護師さんが、僕を尻丸出しで放置した結果、ジェルを拭き取るのを忘れていたのです。

暗い気持ちが、一気にヌルヌルで笑い飛ばされ、謎に元気になりました。


下剤地獄

紹介された大きな病院での検査の結果、それは「痔」ではなく「肛門ポリープ」であることがわかりました。 

しかも、本当に大きなポリープだそうです。

さらに、大腸にもポリープがあるかもしれないので、大腸カメラの検査が必要とのことでした。

大腸カメラについて説明を受けた後、病院から渡された下剤を見て言葉を失いました。

2リットルの水で溶かして飲む下剤が入った、巨大なタンクです。

「え、これが薬……?」

これまでの薬の概念をぶっ壊す大きさでした。

下剤を飲んで便を出し切り、最終的には透明な液体になると説明書に書かれていました。

「便が透明になるわけないだろ。」と信じていませんでした。

そして、検査当日。

自宅で下剤を飲み始めた途端、今まで感じたことのない強烈な便意に襲われます。

トイレから一歩も動けないほどの激痛です。

地獄のような時間を過ごし、便は本当に透明になりました。

同時に全身のエネルギーを使い果たし、視界が白くなります。

「こんなんで、どうやって病院まで行けっていうねん…」

立つことすらままなりません。

仕方なくタクシーに乗りましたが、車内では一言も話せませんでした。

検査の結果、大腸の中にもポリープはあったものの、小さく良性だったとの事で、寝ている間に全て切除してもらいました。


ジャックナイフで手術?

無事に大腸カメラの検査を終え、いよいよ大物の肛門ポリープの手術です。

前日から入院し、麻酔科の先生から説明を受けます。

今回は「下半身麻酔」。

以前、「前」の手術中に麻酔が切れた経験を話すと、先生は信じられないくらい引いた顔をしていました。

今の医療技術では絶対にそんなことはあり得ないと、念を押してくださいました。

手術当日。

看護師さんに連れられ手術室へ。

お尻の手術なので、手術台はうつ伏せで、頭が低く、お尻が上に突き出た独特な姿勢で受けることになりました。  

手術の前、先生たちの声が聞こえてきます。

「○○さん、30歳男性、……(何かを話していますが、専門用語で聞き取れません)……、肛門ポリープ……、ジャックナイフ……、よろしくお願いします」

ジャックナイフ!?

え、ナイフで切るの?メスじゃなくて?

正気か!?

凄まじい恐怖を感じましたが、僕は尻丸出しで顔は下向き。

「ジャックナイフとは!?」と聞けるわけもありませんでした。


見ますか?

手術後、先生が笑顔で話しかけてきました。

「終わりました。本当に大きいポリープでした。でも綺麗に取れました。…見ますか?

私は冷静に即答しました。

「いえ、結構です。」

しかし先生は間を置いて、もう一度言いました。

「こんなに大きいのは珍しいですよ。…見ませんか?

2回も聞かれると、何故か見たくなりました。

「はい。」

先生が見せてくれたのは、ホタテのヒモのようなものに、丸い玉が付いた物体でした。

「このビラビラした長いものは?」と聞くと、周りの皮も一緒に切除したとのこと。

内心、「ジャックナイフなんかで切るから、余計な部分まで切られたのでは!?」と疑っていました。


ジャックナイフの真実

病室に戻り、すぐスマホで検索します。

「肛門ポリープ 手術 ジャックナイフ」

すると、衝撃の事実が判明しました。

ジャックナイフとは、僕が手術を受けたあの独特な姿勢を指す医療用語だったのです。

いやはや、なんともお恥ずかしい勘違いです。

とはいえ、素人が聞いたら刃物としか思いません。

「医療関係者の皆様、どうか、このような勘違いをされないように、手術を受ける方が安心できるよう気を付けてください。」と、この場でお願いしたいです。


くしゃみと空気椅子

手術は成功しましたが、入院生活はとにかく辛かったです。

動くたびに激痛が走り、お尻に力が入ると信じられない痛みが走ります。

驚いたのはくしゃみです。

生きてきて意識したことはなかったですが、くしゃみをするとお尻の穴に力が入ります。

何気なくくしゃみをしたところ、体がのけぞるほどの激痛が走りました。

そして、排便の恐怖。

痛くない姿勢や息遣いを先生から教わり、何度もシミュレーションしました。

手術後初めての排便は、予習通りに試みたものの、大失敗。

お尻ではなく、後ろから誰かに殴られたのかと思うほど、頭が痛くなりました。

おそらく、お尻が痛すぎて脳が痛みを処理できなかったのでしょう。

そんな痛みが1ヶ月ほど続き、ガニ股で歩くことしかできませんでした。

しかし、当時はコロナ禍で長期入院は難しく、三日後には退院となりました。

退院の日、迎えに来てくれた彼女は、僕の歩く姿を見てお腹を抱えて爆笑していました。

病院から家までタクシーに乗りましたが、座るのも痛いのです。

万が一揺れたら耐えられないでしょう。

お金を払って乗ったタクシーなのに、人生で初めて、空気椅子の状態で乗車しました。


健康は大事(お金も大事)

さて、長々と書きましたが、僕の人生2回目の手術の話はここまでです。

この記事は有料記事に設定していたことを、今、思い出しました。

正直、「誰がこんな記事にお金を払うねん」という気持ちが本音です。

でも、もし「面白かった」「かわいそう」「子育て頑張って」なんて思ってくれたら、100円でも恵んでくださると、オムツ代の足しになって本当に嬉しいです。

こんな下心にまみれた記事は初めてです。

また、記事を書きながら思い出しましたが、退院の時、医師から「数年に一度は大腸カメラしてくださいね。」

あれから数年、大腸カメラの検査はまだしていません。

本当にすみません。

あの下剤地獄は、もう二度と経験したくないのです。

でも、子供も生まれたし、健康は大事にしないとですね。

長くなりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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