ハンガリー留学で実感した「英語は自分で勉強しないと伸びない」という現実
みなさんこんにちは。
ハンガリー留学ラボのカネコです。
「海外の大学へ留学すれば、英語は自然に話せるようになる。」
留学前の私は、どこかでそう思っていました。
しかし、実際にハンガリーの大学院へ進学してみると、その考えは大きく変わりました。
結論から言うと、留学しただけで英語が自然に伸びるわけではありません。
もちろん、英語に触れる時間は日本にいる頃とは比べものにならないほど増えます。
しかし、大学の授業についていくだけでも毎日必死です。
だからこそ、授業とは別に自分で英語を勉強する時間を作らなければ、思うようには伸びないと感じています。
日本にいるうちに英語を徹底的に伸ばしておいた方がいい
これからハンガリーへ進学する方に、一番伝えたいことがあります。
それは、英語は日本にいるうちに、できる限り伸ばしておいた方がいいということです。
ハンガリーの大学は、英語プログラムの入学要件が比較的低い大学もあります。
IELTS5.5〜6.0程度で出願できる大学も多いため、
「そのくらいの英語力があれば授業についていけるだろう」
と思ってしまいがちです。
私自身も、留学前はそう考えていました。
しかし、それは大きな勘違いでした。
入学要件と、実際の学生の英語力は全く違う
実際に大学院へ入学すると、周りの学生は当たり前のように英語で質問し、ディスカッションをし、自分の意見を発表しています。
私は授業についていくだけで精一杯でした。
入学して初めて、
「自分の英語力は、クラスの中でもかなり低い方なんだ」
という現実を痛感しました。
私が通うBudapest University of Economics and Businessでは、IELTS7.0以上を取得している学生は英語の授業が免除されます。
実際には、ほとんどの学生がその授業を免除されていました。
つまり、
大学が提示している最低入学要件と、実際に入学してくる学生の英語力は全く別です。
最低入学要件は、あくまで「出願できる最低ライン」。
周りの学生の平均的な英語力ではありません。
この差を知らずに進学すると、多くの日本人学生は入学後に「思っていたより自分の英語力が低い」と感じるのではないかと思います。
だから私は、入学要件を目標にするのではなく、その先を目指して英語を勉強してほしいと思っています。
私はプレゼンは話せる。でも、日常会話は苦手です
私の英語には、かなりはっきりした特徴があります。
一度読んだ内容や、事前に考えた内容であれば、比較的スムーズに話すことができます。
例えば、プレゼン資料を作り、何を話すか整理できていれば、その場で英語で説明することはそれほど苦ではありません。
これは会社員時代、プレゼンや説明をする機会が多く、人前で話す訓練を積んでいたことが大きかったと思います。
大学院でもプレゼンは非常に多く、授業によっては毎週のように発表があります。
何を話すか決まっていれば、自分の場合は比較的落ち着いて話せます。
一方で、今でも苦手なのが日常会話です。
授業前後の雑談や、予想していなかった質問をされたときなど、「言いたいことはあるのに英語が出てこない」ということが今でもあります。
英語試験と実際の会話はまったく違う
英語の資格試験で高いスコアを取れていても、実際の会話は別だと感じています。
例えば、IELTSのスピーキングや英検の二次試験は、ある程度出題パターンがあります。
自己紹介や将来のこと、自分の意見など、よくあるテーマは事前に準備できます。
私自身も、試験では「何を話すか」を準備して臨んでいました。
しかし、日常会話にはパターンがありません。
相手が何を聞いてくるか分からず、その場で理解し、自分の考えをまとめ、英語で返す必要があります。
私は、この「瞬発力」が一番難しいと感じています。
だからこそ、
「IELTSで○点取れたから大丈夫」
「英検1級に合格したから話せる」
というわけではありません。
試験対策とは別に、咄嗟に英語で考え、話す練習も必要だと思います。
私が続けている勉強法
大学の授業だけでは足りないと感じたので、授業とは別に英語の勉強を続けています。
その中で一番続けていたのが、DMM英会話です。
毎日2レッスン受講し、ニュース記事を教材にディスカッションをしていました。
1回目は記事について先生と話します。
当然、言えない表現や文法ミスがあります。
そこで先生に訂正してもらい、使えなかった表現を確認します。
その後、同じ記事を使って別の先生ともう一度ディスカッションしました。
一度間違えた表現を、その日のうちにもう一度使う。
この繰り返しが、私には非常に効果的でした。
授業中も英語の勉強だと思っていました
授業中も、英語力を伸ばすことを意識していました。
まず心掛けていたのは、
授業中に先生の説明とスライドをその場で理解することです。
「あとで復習すればいい」と考えると、復習量がどんどん増えてしまいます。
そのため、授業中に理解を終わらせるつもりで集中していました。
また、先生が話している内容は、頭の中でシャドーイングしていました。
聞くだけではなく、「自分ならこう発音する」と意識して聞くことで、リスニングの練習にもなったと思います。
講義では、英検準1級レベルはもちろん、英検1級レベルの単語も普通に出てきます。
「英検1級の単語なんてネイティブは使わない」と言われることもありますが、大学の講義では学術的な単語として珍しくありません。
質問できるようになったことが、一番成長を感じた瞬間
1学期目は、授業中に質問する勇気がありませんでした。
そのため、授業が終わった後に教授のところへ行き、分からなかったことを質問していました。
授業中に英語を間違えたら恥ずかしいという気持ちがあったからです。
しかし、2学期目になると、少しずつ授業中でも手を挙げて質問できるようになりました。
英語が急に話せるようになったわけではありません。
それでも、「間違えてもいいから伝えてみよう」と思えるようになったことは、自分の中では大きな成長だったと感じています。
振り返ると、あの頃の自分からは想像できないくらい伸びました
今でも毎日英語の勉強は続けています。
最近は『DUO 3.0』を使って、約560の例文を瞬間英作文で1時間もかからずに1周できるようになりました。
昔は教材を瞬間英作文にするために数カ月もかかっていましたが、
今では1~2週間くらいで日本語から英語にできるようになっています。
もちろん、まだまだ勉強中です。
でも、数年前の自分を振り返ると、本当に英語は伸びたと感じます。
30歳で本格的に英語の勉強を始めた頃、私は会話の中で関係代名詞をどう使えばいいのか、また必要性も分かっていませんでした。
英語を話そうとしても、短い文しか作れず、自分の言いたいことを伝えられませんでした。
今でもよく覚えているのが、30歳で受験した英検2級の二次試験です。
その日は土曜日でした。
午前中は会社で仕事をし、そのままスーツ姿で試験会場へ向かいました。
会場には高校生が多く、中には小学生くらいの受験生もいました。
今思えば、「スーツ姿のおじさんが英検2級を受けに来た」と周りは驚いていたかもしれません。
面接では、
「電子書籍と紙の本、どちらが良いと思いますか」
という質問をされました。
私は何とか、
「I think...」
と話し始めましたが、一文話したところで完全に止まってしまいました。
頭の中では言いたいことが浮かんでいるのに、英語になりません。
沈黙が続き、結果は本当にぎりぎりの合格でした。
正直、面接官の方がかなり配慮してくださったから合格できたのだと思っています。
あの頃の自分が、数年後にハンガリーの大学院で英語の講義を受け、プレゼンをし、教授へ質問するようになるとは想像もしていませんでした。
もちろん、今でも日常会話では言葉に詰まります。
それでも、30歳の頃の自分と比べれば、英語力は間違いなく大きく伸びました。
英語は、その日その日に成長を感じるものではありません。
でも、数か月前や1年前の自分を振り返ると、
「あの頃より、かなり伸びているな」
と実感できます。
留学したから伸びたのではありません。
毎日英語を勉強し続けてきたから、少しずつ積み重なった結果なのだと思います。
私自身もまだ勉強中です。
次の学期が始まる2カ月間で、DUO 3.0だけでなく、さらに5冊ほど英語の参考書を仕上げることを目標にしています。
数か月後、また振り返ったときに、「また一段階伸びたな」と思えるよう、これからも毎日英語を学び続けていきたいと思っています。
まとめ
ハンガリー留学は、英語力を伸ばす絶好の環境です。
しかし、環境があるだけで英語が自然に伸びるわけではありません。
授業とは別に、自分で学び続けることが必要です。
そして何より、日本にいる間に英語力をできるだけ伸ばしておくことが、留学生活を大きく左右すると感じています。
私自身、このような「留学して初めて分かったこと」を少しでも伝えたいと思い、ハンガリー留学ラボで情報を発信しています。
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