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(STORY)【MC Remix】水中花

<注意>
この作品は、過去作品の一部のシーンをもとに内容を”リミックス”し、生成AIによる画像・動画などの生成物と、筆者による文章との組み合わせによって作成したフィクションです。
実在の人物や団体、出来事とはまったく関係がなく、現実世界を描いたり、影響を及ぼしたりしようとする意図は一切ありません。




物語本編


平日、朝から晩まで忙しく、慌ただしく過ごしているリカにとって、週末の唯一の楽しみと言えば、室内スイミングプールへ通うことだ。
季節も少しずつ暑さを増す中、心地よく適度な冷たさの水に身体を浸していると、その週にあった嫌なことも自然と忘れ、来週からまた元気に過ごそうという気分にもなる。また全身運動である水泳は、体調管理やダイエットにも最適だ。
街へ出かけたりして、人込みの中で余計なストレスを抱えるよりもずっと良いわよ、リカはいつでもそう友人に話している。

その土曜日の午後も、食事を済ませたリカは、近くの室内プールへと足を運
ぶ。

すっかり慣れた様子で、更衣室で着替えをすませ、シャワー室の横を抜け、室内プールへと続く細長い道へと向かう。
いまでは使われていない、かつて消毒用の腰洗いだった部分が、周囲よりも少し低くなっている。その一番低くなったところから、何段かの階段を上りきったところが、プールサイドだ。
リカは、はやる気持ちを抑えきれないかのように、その階段を軽快に駆けあがる。

プールサイドへ着くと、気持ちよさそうな澄んだ水をたたえたプールが、リカの眼に飛び込んでくる。はじめは、いつものプールと何も変わらないように見えたが、すぐに違和感を覚えた。
ふだんは、プールサイドや、プールの中に、何名かの人が必ずいるのだが、今日はまったく誰もおらず、監視員の姿すらない。リカひとりだけが、広い室内プールの空間に、ひとりで立っているのだ。
また、プールの水面のあちらこちらが、うっすらと薄い、霧のようなもので覆われている。

「??」

疑問を覚えながら見ているうちに、突然、何か赤いものが、プールの上にいくつか現れ始める。それがなんなのか、霧に隠れて最初はよくわからず、リカは目を凝らす。

花だ。それも、かなり大きな。

ラフレシアという名前だったろうか、世界で一番大きいとされている花によく似た巨大な花が、プールの上に浮かんでいる。

市営プールで遭遇するはずの無い、その異様な光景に、最初感じていた違和感がリカの中で、徐々にぞわぞわした恐ろしさに変わり始めた。
その矢先、

<・・・・来なさい、リカ・・・・>

どこからか、とてもかすかだが、くっきりとした音像で、女性の声が、リカの耳へ届く。

「えっ?わたし?…だれ?だれなの?」

その声が、頭の中へと直接呼びかけているように聞こえたリカは、その不可思議な感覚に触れ、さらに大きな恐怖を覚え始める。
うろたえた様子で辺りを見回すが、プールにはリカ以外、誰もいなかった。
いや、実際その声は、リカの頭の中で響いていたのだ。

<来なさい、リカ・・・飛び込みなさい、リカ、飛び込むのよ、リカ・・・
そうしてあなたは、花に包まれる・・・美しい花に、抱かれるのよ・・・>

自分自身も気づかないうちにリカは、そのやさしい声を聴きながら徐々に、ふんわりとした何とも言えない、甘くとろけるような感覚に満たされ始めていた。
あれほど怯えていたのが嘘のように、いまリカの意識は、暖かく柔らかい、春の日差しのようなぬくもりに包み込まれている。
プールに漂う霧が頭の中へ染みわたり、リカの思考は、霧のベールに覆われていく。周囲の現実世界は霞んで薄くなり始め、いまや彼女のもとから、すっかりと遠ざかってしまった。

ぼんやりして考えのまとまらないリカの頭の中に、やがて自然と、ある一つの考えが浮かび、形を取り始める。

「わたし・・・わたしは・・・なにをするんだったっけ?
そうだ、わたしは、プールに・・・早くプールに、飛び込まないと・・・
花が待っている・・花が呼んでいる・・・花にしたがわなきゃ・・・・」

頭の中でやさしく響く声と、赤く大きな美しい花。
聴覚と視覚、双方による魅惑の虜となったリカは、夢うつつのまま、うっとりと言葉を繰り返す。
もはやリカの中では、心地良いプールへ飛び込み、あの美しく咲く赤い花に身も心も捧げることだけが、唯一の願いとなっていた。

リカは、足元を気にすることもなく、プールに浮かぶ花をまっすぐに見据え、プールサイドをフラフラと歩いていく。
プールの淵までたどり着くと、何の迷いもなく、大きな花が浮かんでいる付近をめがけ、勢いよく頭から水へ飛びこんだ。

彼女の身体は、花の中心部に吸い寄せられるかのように、花芯に頭からスッポリと入り込む。彼女の身体が、足の先まですっかり中心部に納まると、大きな花は、彼女を大事に抱きかかえるかのように、花弁をゆっくりと内側に閉じていく。

彼女の姿が、外側から見えなくなるやいなや、大きな花はプールの中へと沈み始め、やがて水中へと姿を消した。
気が付けば、他にもプールに浮かんでいたはずの花も、すべて水面から消えている。

花はすでに水中に沈んでいるにもかかわらず、不思議なことに、リカが身を横たえている花芯には、一滴の水すら流れて来ない。
それどころか、花弁に包まれた空間には、この世のものとは思えないほど、かぐわしい香りが漂い始めていた。それは、世界中のどの香水やアロマとも異なる、身体も心もとろけるような、極上の香りだった。
不思議な香りに満たされた花芯の中でリカは、胎児のように身体を丸め、うっとりとした笑みを浮かべながら、深い眠りへと誘われていった。


いまや、誰ひとりいなくなったプールに、静寂だけが拡がっている。
どれぐらいの時間が経っただろう、やがて水面が小さく泡立ったかと思うとと、円い水紋が拡がり、その中から、リカの身体が浮かび上がってきた。

彼女の手には、飛び込む前には無かったはずの小瓶が、大事そうに握られている。小瓶の中には、金色に輝く液体が入っていた。

水面に浮かぶ彼女の身体は、わずかにすら動くことがなく、うつろに開かれた眼は何も映していない。リカは、上空はるかな雲の上で、上昇気流に乗り、ふわりふわりと浮かんでいるかのように、わずかに揺らいでいる水の動きに身を任せきっている。

リカの頭の中で、あの声が、また響き始めていた。

「さあ、リカ・・・今日はとても疲れましたね。
もう、自分の家に戻りましょう。
あなたが持っているその瓶の中には、いとしい花からの「贈り物」が入っているのよ・・・大切になさい・・・フフフフ・・・」

やさしく、そして妖しく語り掛ける声への返答代わりに、リカの両眼が、まばゆい光を放ち始める。
声が放つ不思議な力が、リカの体内へと取り込まれ、光を生む源泉になっているかのように、彼女の眼の輝きは少しずつ増していく。


しばらくするとリカは、花芯で、あの香りに包まれていたときと同じく、夢の中を漂っているかのような心地に囚われたまま、プールを上がり、支度を済ませ、帰路へと着くことだろう。
彼女の心を魅了する、花からの「贈り物」がいっぱいに詰まった、その小瓶を、大事に携えながら。
そうして、小瓶の中の液体が放つ、あのかぐわしい香りを、誰にも邪魔されることなく、胸いっぱいに吸い込むことを夢想しながら。

(了)


#催眠術 #催眠 #洗脳 #MC #マインドコントロール #ImageFX #Kling #Kontext  #生成AI #ヒロイン #ピンチ #宇宙刑事


後記

今回は、某宇宙刑事ギャ〇ン、ゴ〇キダ〇ラーの回のRemixでした。
人気の高いシリーズ、いろいろな方が自分なりの思いを寄せてらっしゃるエピソードだととらえていますので、「あの話は、こういうテイストじゃない」「冒頭以降はどうするのか」「プールのインストラクターは?」などなど、疑問や不満を感じられる方も多いと思います。
ですがそこは・・・ぼく個人の趣味趣向の反映ですし、また冒頭以降の物語には、正直あまり興味が無かったりしますw
また、いろいろあって、プールに飛び込む女性「リカ」(オリジナルでは「ユカ」)の年齢層を引き上げてもいます。
それも含めて、お許し頂ければと・・・

また今回、これまでよりも長めの動画を制作しました。
物語の冒頭からラストまですべてをカバーした動画になっており、それなりに満足感はありますので、そのままふつうに公開する、でも良いわけですが・・・
実のところ、動画制作は、かなり多くの時間とお金を必要とします。
それを考えてしまうと、今回のような作品を制作し続けるのは、正直言って、かなり厳しいです。
でも一方で、表現手段としては非常に有効で、長々と文章を書くよりも、効果的に伝えたいことが伝えられたりもしますから、できる限り動画は作り続けたいと思っています。
ではどうするか?と考えた場合、有料という形式を採るしかないのかな・・・ということで今回、実験的に有償にしてみました。
こういう試みが上手くいかない場合は、いろいろ再検討しないとならないのだろうなあ、と思ってます。

わずか2分強の長さの動画で有料とは、心苦しくもありますが・・・
チラ見を可能にするため、予告編も作成しましたので、ぜひ物語の内容とも突き合わせながら、ご覧ください。
そしてもし、興味を覚えて頂きましたら、動画本編も見て頂けるとありがたいです。

動画(予告編)

それではまた。

/hvplan

動画(本編)

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