オリジナル漫画「scope」原作-57(最終話)
その先にあるものとは…
< 数週間後 >
薄暗く怪しい雰囲気の大会議室にて、密会をしている2つの人影。 数多の修羅場を乗り越えて来た者だけが纏う事が出来る、独特のオーラを放っている。
謎の人影A 「 さぁ、準備は良いか? いよいよ、“新人類”の権利を掛けた聖戦が、ピークを迎えるぞ。 」
謎の人影B 「 どちらが勝ち残って権利を得られるのか、見ものですな。あのお方たちはゲームのつもりでしょうが、どんな結果を望んでいるのでしょうね? 」
謎の人影A 「 さぁな、知りたくもないわ。 …我々は課されたミッションを遂行するだけだ。それだけで”権利”が得られるのだからな。 」
謎の人影B 「 ふふっ 承知です。先日の騒動を引き起こした奴らについての対処も、検討しておきますよ。計画に水を差されても面倒だ。 」
―― それぞれの想いを内に秘め、日常を過ごす被害者たち。 …通称『H.G.S.K』
■ 筋肉粒々の腕で、特大の中華鍋を振っている、
趙・砕雀。
■ パーカーコートのデザインスケッチを見ながら、
せっせと縫製している、吹星ここ。
■ 煌びやかなチャイナドレスを着て、華麗な演舞を繰り広げる、吹星もも。
■ 縁側に座り、お茶をすすりながら盆栽を眺めている、寺野辰男。
■ ケツアゴデス仮面を縁日のお面のように頭に被り、PCをタイピングしている、入来瞬斗。
■ 腕組みをして考え込んでいる舞の後ろで、複数社同時にオンライン会議をこなしている、飛山翔。
■ 里に帰り、再び森丸・水丸と修行を繰り返している、不侍林以臓。
■ 薄暗い牢屋のような部屋で、寂しそうに体育座りしている謎の少女。
■ 姿見の前で背中の「イゾー」サインを確認し、不気味な笑みを浮かべる、ヴォルグ暗堂。
…そして。
いつものように悪夢にうなされている、大噛条一狼。
苦悶の表情でもがいている。
表情が一瞬だけ治まったと思った刹那、
獣の如く、その目を覚ます。
“カッ!”
…未だ見ぬ真の”闇”が 今、ゆっくりと蠢き出した。
