記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』梅津泰臣監督舞台挨拶@大阪 雑メモ 2025.7.5(Sat)

今更ながら、2025年7月5日(土)に行われた『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』の大阪舞台挨拶に行って来ました。当日の舞台挨拶は全3部で私は1部、2部に参加しました。夕方は元々神戸に行く予定でしたので3部は参加できず、残念。
当時メモ帳に書き残したメモをある程度清書してここに公開します。
あんまり文章になっていないところ多いです。聞き逃しなど多々ありますのでご参考までに。
一部敬称略。


13:10の部 色について

色彩についての回、登壇者は梅津監督、シャフト久保田社長、色彩設計の渡辺康子さん(梅津監督から康子ちゃんと呼ばれています)。司会はアニプレックスの方でした。

先ずは《色彩設計》についての説明。色の選定については、渡辺さんは梅津監督と久保田社長といろいろ相談しながらやっていました。
せっかく、色についての話でしたので、渡辺さんは急遽舞台挨拶に登壇することになったという余談も。

梅津 これまでシャフトさんと3本(『それでも町は廻っている』、『幸腹グラフィティ』、『美少年探偵団』)のOPアニメを作った、どれも色彩が良かったので、今回の『ヴァージン・パンク』は是非シャフトさんで!との話にも繋がっています。

◆カットごとに色が変わること
梅津 1カットずつ康子さんとやり取りをして、大まかに決めた後、セルと合わせて微調整。康子さんに感謝…!
久保田 シャフト的に、L/O的に、1カット1カット色変わってもいいかー的な感じで。
梅津 若本規夫さんのキャラ、トミー・J。本来の色合いは激渋な感じだったけど、社長と康子さんの感性で派手になりました。本来は舌の色とかこんな気持ち悪い色じゃなかった(笑)、今は気に入っています。
久保田 トミーJの悪い感じを足すために、こうしました。

梅津 風呂場のブルートーンもいろいろ調整しました。
渡辺 今の制作環境はデジタルになって、今回の風呂場のシーン(?)の制作にあたって、久々にアナログのカラーチャートを出して、風呂場のブルートーンの下の羽舞のオレンジ髪をどう映せるのかに工夫しました。

◆OPパート
久保田 OPの色は康子さんに自由にして作ってもらった
梅津 黄緑色は扱いにくい。黒は業界人の中に一部の人からすると《色》として捉えてないこともある、(梅津監督の場合は)黒好き、黒は色として捉えている。

◆映画館だからこその工夫ある?
久保田 情報を減らさないように工夫しました
梅津 撮影の工程を経て色のイメージが変わることがある。シャフトさんの撮影と色彩の融合が良い!

◆思い入れの話
梅津 全カットがいい、思い入れがある。
久保田 どこを切り取っても1カット1カットが美しい。
渡辺 煙に対して、煙の原画からあがった色の区別のナンバリング(A〜)多かった、制作終わってテレビで旅の番組をたまたま見たら、煙が"見える"ようになりました(笑)。

◆次の注目点
梅津 隅々まで観て欲しい、水の表現も。
久保田 キャラのパーソナリティの色。ガウディ(八代さんのキャラ)もともとはもっと渋い色だった(赤のジャケットではなかった)。とにかく何度でも観てほしい。

◆終わりの挨拶
梅津 大阪は初めて来た。岡山の友人の方も来てくれた。

14:50の部 演出について

登壇者は梅津監督とシャフトの鈴木P。リピーター多かったけど上映前の舞台挨拶でしたので、ネタバレNGでした。

◆演出とは?
梅津 L/O、原画のチェック、監督をサポートする役職。今回は監督、作画監督、演出、コンテほぼほぼ全てやりました。なので本作品の梅津の色合いが強く、梅津濃度が高いです。
鈴木 梅津監督は国内外問わずにファンが多い、なので最初の頃から梅津度を高めにする方向にしました。
梅津 制作についてもっと(初期から)しりを叩いて欲しかった(笑)。

◆演出方針は?
梅津 コンテが重要、コンテは作品の設計図の70%を占める。色んなセクションとのやり取りで肉付け。
鈴木 梅津さんのコンテはト書きからいろいろ詳しく描いてくれるのですごくいい(梅津さんのコンテを大絶賛)。
梅津 コンテは詳しく描く派、けどアニメーターによって自由に原画を描く方もいるのでそこはアニメの面白いところと大変なところ。
梅津 オリジナルなのでコンテでシナリオのないところを…(演出する)

◆それぞれの(作品の)どんな方向性と印象深いところは?
鈴木 生活感(雑居ビルの外観、いくつか明かりがついてるとか)
梅津 ポルトガルの街並を参考に、背景美術の方は現地まで取材を敢行。梅津さんは当時刀剣乱舞の仕事(『刀剣乱舞-花丸-』のOPアニメかな?)で海外取材行けなかった。キービジュアルの下の方は鳥の糞まで細かく描き込まれた。
梅津 本編は約32分、カット数は凄い、アクションいっぱい!まばたきせずに観て!

◆チャレンジしたところ?
梅津 (ネタバレになるので)梅津のこだわりは反映されてますので、ご自身で観てください。
◆終わりの挨拶
梅津 入魂の一作です、何度も観て、まばたきをしたらまた観に来てください。

2025.7.6(Sun) 撮影 @テアトル梅田

余談

7月5日当日は初見で、とにかく令和7年にこんなに濃ゆい梅津フィルムを浴びることに大感激しました。翌日は衝動のままに予定を変更してまた2回観に行きました、イエーイ。住んでいる自治体は後に無事上映決定されました、ありがたや。そして5回目観に行きました。
円盤化待ってます、買わせてください。
続編も全裸待機、hshs。