動かない思い出(爪毛の挑戦状、409字)
私はこの岬に住む美少女の形をした何か。ここを離れることはできない。
珍しく人間が来た。
「あ、また会えましたね。どうして今まで忘れていたんだろう」
三年前にふらりとやってきた青年だ。人間はこの岬から離れるとここでのことを忘れる。ここに戻ればまた、思い出す。ここの思い出は動かない。
世間話を聞いて楽しい時間を過ごした。
「また来ます」
メモを見て笑顔の彼だが、その文字はここを離れると消える。
ある日、男がやってきた。男がしつこくまた来ると言うのでかわいそうになり岬の秘密を教えた。
「幽体離脱ができます。体をここに置いたまま、食糧など必要なものは取ってきます」
「働かなくてお金は大丈夫ですか?」
「だから、取ってきます」
男との生活は楽しかったが、そのうち飽きてきて苦痛になってきた。
私は、幽体離脱して動かない男の体をそっと崖下に落とした。
崖下を覗いて、久しぶりにこの岬から動けない理由を思い出した。
今まで崖下に落とした男たちの呪いだ。
わー、爪毛さんのお題が増えてる!
今更、気づいたので、ちょっと思いつくまま書いてみます。
こちらの爪毛さんの挑戦状のお題をいただきました。
彼とのドキドキを期待して結婚すると、そのうち、マンネリ化してしまいます。夢と現実、それを理解していなければ、離婚の危機に。世の中には、そこがわかってない人が多すぎます。結婚した1/4が意外と早く離婚する。
ドキドキを目指すのではなく、どれだけ素のパートナーを受け入れることができるのか、みなさん大人になりましょう。パートナーのあら探しはやめて、いいところだけを見ていきましょう!
