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豪華絢爛仕事納め、毎週ショートショートnote、410字


友人に声をかけられて始めた、友人の会社の専務取締役。たいした仕事はしていないのに、高額報酬、豪華なオフィス、国際的な出張。

約束通りの待遇に、最初は驚いたが、今では、その光景が当たり前になっている。高層ビルの一室に座る自分の姿は、昔からそこにいたように感じる。

最初はあまりに眩しすぎた世界だったが、いつの間にか、自分の皮膚の一部となってしまった。


人間とは環境に染まり、驚きを日常へと変えてしまう生き物だ。それが良いことなのか悪いことなのか、まだ分からない。

ある日、出社すると、机の上に見たこともない書類が積んであった。専務取締役室のドアが開き、CEOの友人が入ってくる。
「今日が、お前の仕事納めだ」
その声と同時にガタイのいいスーツの男たちが入ってくる。
「業務上横領の疑いで逮捕します。あなたのパソコンやこの部屋の書類は押収します」

謀られた。最初から会社の使途不明金の責任をすべて、私に押し付けるために、私は採用されたのだ。

(410字)

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