僕のお友達
僕のお友達は磁石が大好きだ。
今日も可愛い磁石やカッコいい磁石を、沢山付けて登校している。
そして僕は今日、お友達にプレゼントをしようと思い、性能の良い磁石を鞄に入れておいた。
本当は放課後とかにあげようと思っていたがお友達は、朝登校してきた瞬間に気づき僕の鞄に飛び付いて来て、全く離そうとしなかった。
性能が良いことも分かったのだろう。ベタベタだ。さすが磁石好き。
しかし、授業中にも常に磁石を弄っていたものだから遂に先生に怒られて、不器用な手つきで取り上げられてしまった。
先生は黒板に、お友達が気に入っていた性能の良い磁石を貼り付けた。お友達もそれについていくように、黒板に頬を擦る。
さらには、元々黒板に付いてあった磁石も手に取って絶対に離そうとしない。
先生は磁石を取り上げようとするが、できない。僕のお友達に触るには抵抗があるらしい。
そう、僕のお友達は…”磁性流体”だ。
