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『虎に翼』スピンオフ『山田轟法律事務所』放送直前 テーマは「正しく怒ること」

前記事に書いた通り、我が国の首相の振るまいを見て、戦後80年を遡らされた気がした。気分直しに『虎に翼』総集編を見ながら予習してる。

放送時間が15分繰り下げられたので、録画予約している方は変更後の時間設定になっているか、チェックしてみてください。

『山田轟法律事務所』放送に関連して、あちこちに記事が出ている。貼りきれないのもあるかも知れないが、目についた記事を貼っておく。

吉田:「怒る」ことは悪いことじゃないし、怒る人を肯定したいと思っているんです。でも世の中には、「怒る=その人が悪い」みたいな理屈があるじゃないですか。

土居:たしかに。スマートに対処する人が偉いみたいな部分ありますよね。

吉田:しかもそういう人って一番には切り出さないんですよね。誰かが怒って、あとから「まあまあ」「いろいろな意見があるよね」ってなだめにいく。

でも最初に切り出す人がいなかったらその会話も始まっていないわけだから、0に飛び込む人をもっと肯定して欲しいと思います。それに、さまざまな場面で差別を被っている人が、余裕をもってスマートに話せるわけがないじゃないですか。命と、人生と、すべてがかかっているから。

だから、「怒り=悪」みたいな考えは、令和1桁……は難しいか。令和20年くらいまでに変わっていって欲しいなと思います。

(中略)

吉田:感情に支配されて、論破しようとか、相手を「どう刺すか」を動機とした怒りじゃなくて、「何のために怒っているのか」を自覚しながら怒る。それが、よねが自分に課した「正しい怒り」なんです。「正しい」という言葉が人にとって定義が違うと思うので、強すぎるのは危険ですが、それにより「怒り」の強度が確実にあがっていきます。

社会を見渡したとき、「怒り=悪」の認識のせいで、みんな怒り慣れていないんじゃないかと思ったんです。怒る鍛錬が足りないから、上手に怒ることができない。

鍛錬が足りないという意味では言われる側も同じで、怒られ慣れていないから、少しでも言われると「全否定された」と思ってしまいがちだし。

上記記事より

そうなんですよ、世の中の理不尽に対して怒ることはエネルギーが要る。見逃してしまった方が楽に生きられるかも知れないけど、やり過ごしていたら心が死んでしまう。

―今回のドラマも、朝ドラも、物語のなかで描かれる差別や不平等が、「過去のもの」ではなく現代にもつながる地続きのものであることをすごく実感させられました。吉田さんは脚本を書く際、「過去の出来事」だけに見せないために工夫した点などあったのでしょうか?

吉田:「自分ごと」としてとらえられるような話を作るように心がけてはいましたけど、脚本を書くために調べるといまも同じ問題が残っているから、気づくとつながっていたという感じですね。度合いが違うだけで、昔もいまもそんなに変わってない。

むしろ、「このときからちょっとでも変わっていたらいいのに」という気持ちですよ。せめて2026年からは、変わっていきたい。

土居:私も演じていて、昔の話という感じは全然しないっていうか。

事件や事例が昔なだけで、全然いまに置き換えられる問題ってたくさんあるし、「これっていまの話だよね」と感じるものは、正直たくさんありました。

上記記事より

私は、学生運動が盛んだった時代より下の「しらけ世代」と呼ばれた世代に属しています。なので「正しく怒る人」に対して冷笑する風潮が、自分が若かった時代より一層強くなっているように感じます。

「思想が強いw」……みたいな。

本作では『虎に翼』同様、むしろそれ以上に、よねは怒っている。よねの怒りの描き方について、尾崎氏は「朝ドラの時からですが、『声を上げてもいいんだ』『怒っていいんだ』と示すことは、1つのテーマとして考えていて、脚本を務めた吉田恵里香さんもそこはすごく意識していた部分です」と答える。 「そのことを体現するのが山田よねなんですよね。理不尽な仕打ちを受けたら、差別に遭ったら、『我慢せずに怒りの声を上げることは、意味があって肯定されるべきこと』というのは一貫して描いてきました。よねが主役になったことで、本作ではその部分が色濃く出たと思います。

上記記事より

いろいろ思うことはありますが、この程度のインプットにしておいて、放送されるドラマを真剣に、かつ、自分ごととして、鑑賞しようと思います。

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