夏休み20字小説×風まかせ文芸部「手帳」×色の日のいろいろ
※下記2つの企画への参加と、自身の「色の日のいろいろ」シリーズ投稿の記事です。
すべて20字小説、且つ色(と心)が浮かぶようなものとなっております。
「手帳」がテーマのものは一部ですが、ご容赦いただけますと幸いです。
表現しようとしている、あるいはインスピレーションを得たもの・ことも、タグ付けしております。
それでは、「色の日」にちなんで16個の20字小説をどうぞ!
手帳の色は、どんな年にしたいかで決めた。
彩り溢れる毎日で、白い頁が増える一方だ。
先入観なく見返すため、日記は黒で書いた。
夏休みの絵日記から、青が消えるなんてね。
砂浜の白い貝殻たちが、赤く染まっていく。
太陽も勝てない。シルバーリングの輝きに。
肉と野菜のよう。肌も心も焦がされていく。
苺、抹茶、ミルク。君に溶けた夏が蘇った。
落としたかったのにな。君と透明のビー玉。
儚いオレンジとの出逢いは、夏の夜だった。
空に負けじと、陸も浴衣と甚平で彩られた。
妊娠中は黄色、産後は黄緑が好きになった。
外に出て気付く。家族みんな、服が同じ色。
注意しつつ幸せをくれる医者と再会できた。
消せない過去を認め、煌めく未来を祈った。
海と空が繋ぐ世界で、命は受け継がれゆく。
お読みくださり、ありがとうございます。
皆様が提供してくださる企画やお題を通じて、色と心について考えるきっかけを持てております。
気まぐれな参加ですし、異なる企画や自身のシリーズ投稿とのコラボのことも多々あります。
それにもかかわらず、受け入れてくださることがとても嬉しいです。
また遊びにきてやっていただけますと、幸いです。
※過去のシリーズ投稿は、こちらより↓
