「スライド禁止jubeat」のすゝめ
これはjubeat Advent Calendar 2025 -17th Anniversary- の7日目のコンテンツです。
7月1日分の記事になります。
初めましてではない方も多いかもしれませんが、初めまして。
うっでぃ(CN:-O JIYA-)と申します。
書き出し、なんのこっちゃという方のために、親切にも概要と特設サイトのURLを貼っておきますね。
jubeatアドベントカレンダー、実は過去にも2回開催されており、勝手ながら僕がブログ開設するきっかけとなったイベントです。非常に懐かしいですね。当時の主催者のごろーさんは今回裏方で運営を手伝われているようです。
ちなみにこちらがアドベントカレンダーが初めて開催された当時の記事です。12/1と12/11の2回書きました。
第1回、2018年の年末に開催されたアドベントカレンダーではjubeatとギリギリ関係のないおふざけ記事を上げていたみたいです。きっと主催者の頭を悩ませたに違いありません……。
そしてこのイベント、2020年の年末にも開催されており、そちらでも2日分参加しました。
その当時の記事がこちらです。
急に真面目になった……。
おいおいどうしちまったんだと言わんばかりに為になりそうなことを書いています(為になった人が実際にいるかはちょっと分からないので保険をかけています)。
それと、完全に余談ですが両記事ともに締切を破っていますね。陰で主催者に一度”はんごろし”にされていてもおかしくはありません。
今回はそんなことが無いように1週間前から書き始めています。偉すぎる。ここより上の文章は6/24に書かれました。
まぁ、以上を見てもらえば分かる通りで、jubeat Advent Calendarには皆勤賞なんですよね(全2回)。そういうわけだから今回も鋭意参加させていただいた所存です。
とはいえ題材には少し悩みました。上達論とかも今更感あるし大体語り尽くされているし、ネタに走るにしてもあの頃の「スベり上等!」みたいな若さはもう持ち合わせていないし、何か自分だからこそ語れることが無いか…………。
そして思い至りました。15年間jubeatに取り組んできた自分が無駄にこだわり続けてきた、とあるモットーについて。
「スライド禁止jubeat」
出ました。これが今回の記事の題材になります。
読んで字の如し、僕はjubeatをやる際にスライドを原則使用しません、という制約と誓約です。
知らない方(そんな人この記事読んでるのか…?)のために「スライド」とは何ぞやと説明すると、隣接したパネルの間を指を滑らせて移動させる手法のことです。jubeatのデバイスはご覧の通りほとんど凹凸もないしボタンっぽさもない上に、ノーツも叩くべきところにそのまま表示されるので、「見えたところをそのままなぞる」というやり方を採用しやすい、というわけです。

このスライドという手法、あくまで僕が使わないと決め込んでいるだけであって、もちろんメリットもあります。以下に代表的に3点挙げます。
・見たまま直感的になぞるだけなのでミスが出にくい
・見たまま直感的になぞるだけなので初心者でも出来る
・見たまま直感的になぞるだけなので覚える必要が少なく忘れにくい
他方、表裏一体にデメリットもあります。
・リズムの粒が立てられず精度を取るのが難しい
・直感的になぞっているだけだと細かいリズムの把握がおろそかになる
・連奏すると水ぶくれなどの怪我を負いやすい
などなど……
僕がスライドを使わないと決めている理由は明確で、デメリットの1点目に挙げている通り、「精度が取れない(取りにくい)から」ですね。
スライドと違い、「1つ1つパネルを指で押す」というプロセスを踏むことによって明確に自分のイメージ通りのリズムを出力できるというのが、やはり指押しの強みだと思います。
ところで、ここまでの導入の中で完全に機を逸して出来ていなかったので、突然ではありますが自己紹介を挟ませていただきます。
内容的にも必要だと思うし……
自己紹介
音ゲー歴は15年になります。
メイン機種がころころと変わるタイプですが、15年を通じた変遷を振り返ると「太鼓の達人→jubeat→弐寺→ボルテ→ドラム→jubeat→弐寺→jubeat→弐寺→jubeat→ボルテ」みたいな感じでした。大浮気野郎ですね。
それぞれの実力については・・・
jubeat
jubeat ripples APPENDから始めました。レベル10ばかりやるタイプで、copiousで初めての赤エクセをI’m so Happyで達成しました。
そこからじわじわとレベル10エクセを増やせるようになりましたが、前述の浮気性が祟ったこともあり初めてレベル10制覇したのはfesto後期の2020年7月終わりでした。およそ丸々10年かかりましたね。
それ以降はチマチマと楽しい譜面をつまみ食いしたりハードモードを気まぐれに詰めてみたり、まったりとやっています。
最大規模の非公式大会、RCには2nd、3rd、5th、6th、7th、8thと6回参加しています。1回戦突破できたのは5thの1回きりですが泣
Beatmania IIDX
純粋に初めて触ったのはSIRIUSの時(jubeatでエアレ(AIR RAID FROM THA UNDAGROUND)を解禁するためのイベント)でしたが、本格的にメイン機種になったのはSPADAの時でした。このゲームもたいがい継続的にやらないと上達していかないので、やったりやらなかったりが断続して結局SP皆伝に合格したのはバージョンで言うとCANNON BALLERS、2018年7月終わりで、およそ7年かかりました。
今はもうほとんどやっておらず、地力-EARTH POWER-についても見る影もありません。十段がギリギリ受かるレベルです。中伝は1曲目で落ちます。っていうか落ちました。
SOUND VOLTEX
初代~Ⅲの始まりまで少し触っていて、Ⅲの新仕様(ツマミがどこからでも生えてくる、レーンの枠外に広がる、とか……)に全くついていけず一時引退。以降は解禁イベントのたびにGanymede kamome mix[EXH]を連奏するだけの妖怪と化していました。
復帰したのはjubeatでレベル10制覇を達成した直後で、そこからはボルテ一辺倒でした。指の違和感から続けられなくなり現在はほぼ引退気味で、VFは21.519で打ち止めになってしまいましたが、未だにレベル17のALL PUCだけは継続しています。
DrumMania
やってたと言うのも烏滸がましいレベルです。汗だくになりながら8分の交互踏みをするしか能がなく、最高スキルは7200ぐらいだったかと思います。
太鼓の達人
やってたと言うのも以下略。このゲーム難しすぎて通算で3曲しか全良したことがありません。
こう列挙して思うことなんですが、完全に隠居ジジイですねこれ……。
この後の本題についても読者の皆様におかれましては「じいじが若い頃はネェ……」から始まる話を軒先で茶をしばきながらニコニコと聞いている孫、そんなていでお読みいただければと思います。
「スライド禁止jubeat」の発露
さて、ここからはなぜ僕が「スライド禁止jubeat」をやるに至ったか、という辺りから話し出したいのですが、自分から言いだしたのに全く覚えていないですね……。
一緒に始めた友人がEvansの回転を当然のごとくスライドで取っていたところを、それを見ていた時から抵抗を感じて指押ししたがっていた記憶があり、完全に性分だったとしか考えられません。
とはいえ始めたての頃はIcicles赤だったりFLOWER赤だったり、4連以上を強制させられる譜面や速過ぎる譜面に対してはスライドを使わざるを得ず、割と悔しい思いをしていました。
……その感情が「悔しい」なの、「スライドのアンチ」なのでは……?
スライドのアンチなのでは……?
そ、そんなはずは……。
スライドを駆使して美しい運指を魅せる人たちや、スライドを使うことで直感的かつ運動能力に無理のない取り方をして実力以上の譜面に取り組む人たちのことは尊敬しています。
ほ、ホントですよ。
ほ……、ホントですよ。
「スライド禁止jubeat」のブレイクスルー
そんなスライドのアンチではない僕は、自分の感情に従いながら出来る範囲で指押しだけでjubeatをやり続けていました。
saucerの頃にはたとえばBeastie Starterの後半も指押しで捌けるようになっていましたし、指押しを使い続けているうちに能力が上がり、少しずつ「出来る範囲」が広がってきていました。
明らかに世界が広がったことを実感したのは、ある曲を指押しオンリーで詰めた時でした。
その「ある曲」とは、Thor’s Hammerでした。
ご存知の通り(し、知ってるよな…)、この曲の赤譜面は縦の4パネルを24分間隔で連続して叩かせる、俗に言う「縦スライド」の配置が大量に(なんと計21回!(わざわざ数えた))出てくる、言ってしまえばスライド大歓迎の譜面です。
これを指押しオンリーで捌こうとすると、ほぼ確実に必要になってくる技能があります。それは、1列の4連指押しです。
僕はトールハンマーを詰めるにあたって初めて実践的にこの技能を使うことにトライし、エクセまで詰めた時に「少なくとも右手はモノにした」という実感を得ました。そこから「スライド禁止jubeat」の幅は一気に広がりました。
百聞は一見に如かずとも言いますし、宣伝ではないですが当時の動画を見ていただきましょう。宣伝ではないですが。
見ていただけたらご覧の通りです。縦スライドのほとんどが右手側に来るので、右手さえ出来れば何とかなりました。
この時からスライドを使わざるを得ないタイミングが明確に減り、今となっては気持ちだけで言うならドーパミンの最初の上下1行をなぞる16分5連、1116赤の序盤、イ号零型[2]以外では(記憶を遡る限り)使っていないです。
(※僕の知り合いにお願いなんですが、抜けがあったら教えてください。全部ここに記載しないと気が収まらないので……)
↓↓↓公開後の追記です↓↓↓
悲しい哉、まだあったみたいです。
・Ausretious#1-まどろみ、或いは嘆色の夢-[2]のラスト ←光りました
・Scars of FAUNA[2]のサビ
・IXのラスト(上側1本)
・サヨナラ・ヘヴン[2]のサビ(数回)
・Beastie Starterの中盤32分
・glacia[2]の序盤
↑↑↑公開後の追記です↑↑↑
要するに、「1列4連指押し」が出来るか否かこそが、スライドを使わずに済むかどうかの分水嶺になってくる(最も使用頻度の高い縦スライドがそのまま指押しに置き換わるので当然と言えば当然)というわけですね。
……その「スライドを使わずに済む」って言い方……
……スライドのアンチなのでは?
スライドのアンチなのでは?
スライドのアンチではないです。
4連指押しのコツ
ここからは、もしかしたらいるかもしれない「ホントはスライド使いたくないんだけど技術的にスライドせざるを得ない……どんなに汚くても、この水を飲むしかない……」(←スライドのアンチなのでは?)と思っているあなたに向けて、4連指押しのコツを伝授します。
まずは大前提として、中・人・親指を使った1列の3連指押しを出来る必要があります。
次いで、薬指がある程度自由に動く必要があります(第3関節から動かしたときに中指が倒れるほど動かなければオッケー)。
上記を満たした上で、以下の手順を試してみてください。
1. 手を自然な状態(全関節が少し曲がっている状態)にする
2. 肘を広げて手の向きを「縦1列を指押しする時のポジション」にする
3. 中・人・親指を少し持ち上げながら、薬指を第3関節だけ曲げた状態にする
4. 薬指だけを(机などに)接地する
5. 手首を手前側に引いてきながら薬指を少しずつ寝かせていく
6. 中指が接地しそうなタイミングになったらそこから中→人→親指の3連指押しをする
7. 3連指押しの間隔と同じ早さになるまで5.を早くする
⇒4連指押しの完成!
参考程度に手順通り遂行した自身の動画を上げておきます。
noteって動画直接埋め込み出来ないんだな……。初めてのショートになっちゃった……。あとキーボード汚ぇな
いかがでしょうか?元々3連指押しが出来るだけの下地がある方ならば結構このやり方ですぐに出来るようになりそうな気がするんですが……。
周りに4連指押しやる人がまぁいなくて出来るようになった経緯とか訊きようがないので、自分自身のやり方を解剖してお伝えした次第です。
出来るようになった人も、やろうとしたけど上手くいかなかった人も、フィードバックお寄せいただけたら嬉しいです。スライドアンチ仲間指押し極めたい仲間としてお役に立たせてください!
でもあっさり4連指押し出来る人が増えたらちょっと悔しいと思いそう
おわりに
8割ぐらい自分語りしてしまった気がしますが、今回は僕が15年間実践してきたjubeatの歩き方を周知したいという目的で当記事を書きました!
昔どこかでも言ったのですが、音ゲーには「やり方の正解」など存在せず、「各ノーツの判定」にのみ正解が存在します。
その存在する正解をどれだけ高い精度で当てることが出来るか、という命題に挑み続けるのが、我々音ゲーにハマってしまった者たちに課せられた使命です。
僕はその使命を全うするためにこそ、スライドというメジャーな方法を封じ、指押しと心中した15年間を過ごしました。
しかしもちろん、人には人のやり方があり、そこに正解はありません。
スライド一本でやってきた人にも当然その人なりのjubeatへの向き合い方があり、流儀があります。
指押しだろうとゴリ押しだろうとスライドだろうと、正解を追い求めて続けていけばそれが正道になっていく、どんなプレイスタイルでも幅広く正解を目指すことが出来る、それこそがjubeatの魅力であり、17年間にわたりプレイヤーに愛され続けた理由であると僕は思います。
jubeat、17周年おめでとうございます。そしてありがとうございます。
この先も遊び続けていくので今後もよろしくお願いします。
結局
スライドのアンチなのでは?
スライドのアンチではないです。
