KUONインタビュー 文筆家、書店員 phaさん
2025年10月配信の京都大学同窓生向けサービス「KUON」インタビューは、かつて「ニート」を名乗り、シェアハウスを運営、そして今は文筆家、書店員として活躍するphaさんに登場いただいています。
本記事では、インタビュー本編(リンクは文末)で拾いきれなかった内容を含めご紹介します。
また、今年20周年を迎える「京都大学ホームカミングデイ」では、同窓生の皆様に向けた特別企画を開催します。phaさんをはじめ、同窓生の特別ゲストをお招きした記念イベントを予定していますので、ぜひご参加ください。
元ニートじゃなくて、文筆家。phaさんが語る「人生の変遷」
「phaさんにインタビューをします」。そう聞いても、ピンとこない人もいるかもしれません。
2003年に京大を卒業後、「日本一有名なニート」として注目を集めたphaさん。しかし、ご本人から言われたのは「その肩書はもう使っていなくて…」という言葉でした。
ブログは書いているけれど「ブロガー」というのも少し違う。では、phaさんっていったい何者なのか?
『ニートの歩き方』(技術評論社)をはじめ、『持たない幸福論』『どこでもいいからどこかへ行きたい』(いずれも幻冬舎)、『しないことリスト』(大和書房)など、著書は多数。
改めて彼の発信を振り返ると、自分のスタンスを保ちつつ、内面や時代特有の空気感のようなものを深く洞察し、それでいて肩肘張らずにすっと入ってくる言葉にすることに長けている。まさにphaさんの本質は「文筆家」なのだと気づきました。
インタビュー本編では、ゆるいスタンスを貫きつつ、等身大を発信し続けるphaさんの素顔に迫ります。

京都という街と学生生活
インタビュー後、同行したスタッフとこんなやりとりがありました。
スタッフ ずっと学生を続けたかったという話もありましたが、もしも戻れるなら、京都大学時代に戻りたいですか?
phaさん うーん。難しいですね。たしかに学生時代は楽しかったけど、先が見えずにつらかったし、今のほうが楽しい気もするんですけど、それでも戻ってみたい気持ちもあります。「就職はどうしよう。将来どうしよう」という不安も込みでの学生時代だし、不安があったからこそ輝いている部分もあったはず。うん、やっぱり、戻れるなら戻ってみたいですね。
そんなphaさんが、かつて京都について書かれた文章はこちら。京都で学生生活を過ごしたことがある方であれば、少なからず共感するところがあるのではないでしょうか。
平成の「ゆるさ」と若者時代
平成後半の2000年代後半から2010年頃。ガラケーからスマホへの転換期であり、SNSが普及し始め、インターネットや「ゆるいつながり」の可能性に期待が高まった時代。
phaさんは2007年に上京後、インターネットで集まった仲間とおもしろいことをやるというスタイルでシェアハウスを運営し、20代後半からニートという生き方を続けてきました。
厳しい就職氷河期や長引く不況がある一方、デフレによって、やろうと思えば「働かなくても生きていきたい」というある種の「ゆるさ」が許された時代でもある。phaさんへの注目の背景には、「そんな生き方もあるかも」という、同じ時代を生きる方々の希望もあったのではないでしょうか。
パーティーが終わって、中年が始まる
しかしその後、対照的にコスパやタイパが重視され、どこか優等生的な令和の時代へ。独自の生き方を貫いてきたphaさんですが、時代の変化とともに、30代を経て40代になった今、そのライフスタイルや人生観も変わってきています。
現在は共同生活を終え、一人暮らしと、都内の「蟹ブックス」で書店員として働き始めました。その変化の背景は、直近の著書『パーティーが終わって、中年が始まる』(幻冬舎)でも綴られています。
“文筆家”phaさんの歩みとこれから
同じ時代を過ごし、「こんな人生もあったのかも知れない」「その選択のその後は?」と、彼の選択に興味を抱く同窓生は少なくないはず。本編では、「書く」ことをベースに「自分の興味のないことはしない」を貫き、既存の枠にとらわれない働き方を模索してきたphaさん独自の生き方に迫っています。
まだKUONにご登録されていない同窓生・大学関係者の方はぜひこの機会に下記URLよりご登録いただき、本編もお楽しみください。
【KUON】
また、2025年11月1日(土)、京都大学ホームカミングデイでphaさんも登壇するイベントはこちら!同じ時代を生きてきた歩みを振り返りつつ、「これから」を一緒に探ってみませんか?
【ホームカミングデイ20周年記念企画 あの奇才もあの天才も~20年ぶりの再集合~】

