1月11日

走る。一週間ぶりくらいに走った気がする。もしかしたら年末ぶりかもしれない。湯船が溜まるのを待つ。歯車が噛み合わない時はとことん合わないけれど、生活リズムを戻そうと意識しているとピタリと合う瞬間がくる。長針を短針のじれったさ。短針に追われる長針の慌ただしさ。でも実は、どちらが追うことも追われることもなく独立した歯車が気ままに回り続けている。早く起きようとする意識と1日を少しでも引き延ばそうとする意識が各々回り続けると、やがて重なる。同期すると一つの系として動き出す。画面から視線をずらすと逆さまになっている本が目に入った。直す。この机には小さい棚がついている。棚があるとついつい何かを置きたくなってしまって、本を置いたり文房具を置いたりダルマを置いたりしてしまうけれど、本当はこの棚を外して平地にしたい。平地にしたら、この本たちはどこへ。困った。この本の群れを眺めると、とても外す気になれず半年以上が経過した。その間に本がまた増えた。本が食べられたらよかったのになと思う。本の形をした非常食。収納しやすい気がしてきた。そろそろお湯が溜まった頃だ。改めて考えると、本が集まった30cm四方ほどの空間にはとてつもない情報量が詰まっている。さまざま文字が生息し、文章という形で規則正しく並んでいる。都市がある。文字は生活しないと思うけれど、原子が合体して分子を構成するように文字が集まって本という化合物を形成している。
年始から一週間、日記から離れた。何かは書く。けれど文量を落とした。その代わり、ノートに書く量が増えに増えた。文章として残すことから始めてみたが、もう少し広げてみたい。今年は違う状態を試してみたい。模索中。少し手をつけ始めた。庭を散策するような気持ちで。

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