第2章おまけ「自律神経失調症の診断と薬との出会い」【過敏性腸症候群・自律神経失調症・うつ病と生きる学生生活】
はじめに
この連載「過敏性腸症候群・自律神経失調症・うつ病と生きる学生生活」では、僕が学生時代に経験した心と体の不調、そして休学に至るまでの体験を書いています。
同じように悩んでいる方や、周囲に理解してほしいと思っている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
前回の第2章では、高校時代の孤独や顧問との衝突について書きました。
最初は恐怖や葛藤ばかりでしたが、やがて心が通じ合う瞬間があり、短いながら信頼を築けた経験は大きな財産になりました。
今回は、その高校時代に突然訪れた体調不良と「自律神経失調症」という診断、そして薬との出会いについて書きます。
第2章では、部活での出来事を書きましたが、ここでは高校生活の日常について少し振り返ってみます。
高校生の生活は、正直言えば中学生の頃とあまり変わりません。朝から授業を受け、授業後は部活をして帰宅。この生活が毎日繰り返されます。私は数学と物理が特に苦手だったので、授業についていけるように勉強も少し頑張っていました。
ところが、高校2年生の春、コロナ禍がやってきました。マスクは必須、私語は厳禁、楽しみにしていた修学旅行や文化祭、体育祭などのイベントは軒並み中止に。友達と笑い合う機会も減り、何のために学校に通っているのだろう、と考える日々が続きました。
そんなある冬の日、私は熱を出して学校を休みました。最初は1、2日で治ると思っていたのですが、なかなか体調は戻りません。気づけば1ヶ月近く、体はだるく、起き上がるのもやっとの状態が続きました。
病院をいくつも回りましたが、はっきりとした原因は分からず。昔からお腹が弱く、痛くなりやすかったこともあり、大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)も受けましたが、特に異常はありませんでした。最終的に診断されたのは「自律神経失調症」。原因は分からないまま、自律神経の乱れによる発熱だったのです。
この時処方された抗不安薬や睡眠薬を飲むと、体調は驚くほど早く回復しました。正直、薬の効果に感動したほどです。それから私は、体調や精神を整えるために薬に頼る生活を少しずつ始めることになりました。この生活は、大学を休学している今でも続いています。
部活や学校生活での悩み、体調の不調、そして薬との出会い。こうした経験は、私に「心と体はつながっている」ということを強く意識させました。第2章で書いた部活の孤立や不安も、決して単独の問題ではなく、体の状態と深く結びついていたのだと、今なら分かります。
そしてこの経験は、大学生活に進む私にとっても重要な基盤となります。大学での忙しい生活、人間関係の悩み、そしてあの頃から続くお腹の不調や不安にどう向き合うか――高校時代のこの体験が、すべての出発点だったのです。
自律神経失調症の診断と薬との出会いは、確かに僕の体調を大きく変えてくれました。
けれど、それですべてが解決したわけではありません。大学に進学してからも、不安や葛藤、そして変わらないお腹の痛みと共に過ごす日々が待っていました。
次回は、第3章「大学生活の不安やイライラ、続くお腹の痛み」をお届けします。
「同じ内容をはてなブログにも掲載しています。検索から来られた方や、まとめ読みしたい方はこちらもどうぞ 👉
