結婚を控えた娘に
№811 今回紹介するお話
ここではネット上やnewsなどで話題になった涙話をYouTubeなどでアップされている動画と共に「涙が出るほどいい話」として記事にしています。
今回紹介するのは、放送作家他で活躍されている橋本 昌人 さんがラジオ番組やイベントを通じて出会った「ラブレター」の中の一つのお話になります。
妻が事故で亡くなったことで精神的に参ってしまい娘とともに妻の後を追おうとしていた時、娘のある言葉で立ち直ることが出来たという、その事を結婚する娘に宛てた手紙に綴った内容です。
このお話を元にした動画がありましたので、併せて紹介していきます。
※「ラブレター」とは・・・
子どもから親へ、飼い主からペットへ‥など、様々な愛が詰まった感謝の手紙を橋本昌人さんは「ラブレター」と表現しています。
手紙の内容
《娘・ミサトへ》
いよいよ来月、結婚するんやね。
おめでとう。
ジューン・ブライドに憧れていたはずやのに、きみは結局、お母さんの旅立った8月を、式の日に選びました。
あなたの母親であり、私の妻であった、我々の最愛の女性は、ある、小さな記事として新聞にも掲載された交通事故により、きみがまだ6歳のときに亡くなりました。
突然すぎて、悲しみ抜いて、途方に暮れて、精神的に参ってしまった私は、死のうとしたんです。
バカなことに、きみを連れてお母さんを追いかけようとした。
その日、最後の思い出にと、家族でよく出かけた遊園地に2人で行きました。
とにかくきみは楽しそうで、これが最後の遊園地になることも知らずに、いや、今日が最後の日であることも知らずに、元気いっぱい走っては、乗り物をハシゴしてた。
やがて、急流すべりを乗り終わって、こちらに駆けてきたきみは、満足げな表情で見上げつつ、私と手をつないで、ニコニコしながらこう言いました。
『もういいよ、お父さん。もう、お母さんのところに行こ』
きみは気づいていたんやね。
きみを抱いたまま、ムリヤリ、父親の私がこの世を去ろうとしていたことを、なぜか知っていたんやね。
私はハっと目が覚めました。
私はこんなことを言った。
「あほ! お母さんに怒られるぞ、ミサト!
いつか、お母さんがゴハン作って待ってるのに、迎えにきてくれたオマエと駅前の焼き鳥屋に寄り道した時みたいにお母さんスネるぞ!
すねたらひつこいぞ~!」
こう言うときみは……、お葬式の日以来、お母さんのことでは全く泣かなかったミサトは、セキを切ったように大きな声で泣き出したね。
二十四年前のあの日のことを、きみは覚えていないと言います。
でも、きみに子どもが、そう、私とお母さんにとっての孫ができて成長したら、あの遊園地にみんなでいこう。
お母さんの分も入場券をちゃんと買って、みんなでメリーゴーランドに乗ろう。
そして、みんなで、思いっきり笑おな。
ミサト、本当におめでとう
(滋賀県・60代男性)
今回のお話しの出典について
今回のお話は2023年7月29日に朝日新聞デジタルで配信されたものを参考、転載致しました。
また、このお話を含めた多くの「ラブレター」をまとめた本が出版されています。
なみだのラブレター ~あの人に、あの子に「ありがとう」~ (ヨシモトブックス) 橋本 昌人 (編集)
動画
このお話を元に作られた動画がありましたので紹介します。
(2ch)ひまつぶしチャンネル『LAN』様
ベイコム公式YouTubeチャンネル様
こちらは橋本 昌人さんご自身が朗読されている動画になります。
さいごに
私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。
しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している見出し画像は いらすとや 様、みんちりえ様、イラストAC様、ゲームまてりあるず様から素材を頂いて作成しました。
最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。
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