とちゅう | 好きになったものを、奪わない
わたしは、元々フィギュアスケートファンではなかった。
フィギュアスケートの競技人生が短いことも知ってる。
よく、フィギュアスケート選手のご両親は、フィギュスケートが好きで、
幼少期、子どもに環境を与えた、という人が多いかと思う。
わたしにはそういった心構えが一切なかった。
お金がかかる、というのは耳にしたこともあったけれど、実際こんなにかかるとは知らなかった。
調べると出てくるのは、家が一軒建つほどのお金がかかる、ということ・・
はじめからそんな覚悟はなかった。
シングルマザーであるわたしの限界もある。
フィギュアを優先することで、学業に支障が出ることもやむを得ないんだろう。
途中でやめたら、フィギュアスケート以外なにもできない人間が育ってしまうのでは、
そんな思考に陥るのも不思議ではない。
ここで言いたいのは、
母親のわたしにとって、フィギュアをやらせる理由はなく、
やめる理由は、いくらでもある、ということ。
でも、
この子の人生の、先のことを、わたしの不安や心配で決めてしまうのは越権だと思ってる。
「Hallelujah, あなたがあなたであるように・・・」
これは、ある歌の歌詞なのだけれど、この子がありのまま、生まれたときの感性のままに育ってほしい、という想い。
出産してすぐの新生児の頃、この子が好きなことに出逢ったときには、全力で応援すると決めていた。
どこまで走れるのかわからない。
でも、走ってみないとどこまでいけるのかもわからない。
走れる限界まで走ってみたその先に、ひょっとしたら、
なにか助けが入ることも、あるかもしれない。
ときどき不安の方が大きくなって、
「わたしはいったい何をしているんだろう」と、ふと、思うこともある。
先のことは一切わからない。
ただ、この子の「夢中」に伴走するだけ。
わたし自身が孤立しないように、この「とちゅう」を書き留めています。
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