キッズサイクル爆走じじい
2025/6/29(日) PM3:31記
一昨日,金曜日に自転車教室があった。
息子の。
我が家は未だに自転車を購入していない。
まだいっか。
そう思いながら買い与えずにとうとう小3になってしまった。
実際,不都合はない。
彼は下校後や休日に外に遊びに行くことがない。
自転車がないからという理由ではなく,基本的にきゃつはインドア派なのだ。
私が小学生の頃は男女問わず,低学年でも自転車で無駄に遠くまで出かけたものだ。
保護者が連れそうこともなく。
友達同士だけで。
鼻水垂らしながら。
四半世紀の時を経て,小学生の自転車事情も随分と様変わりしてしまったようだ。
サドルではなく荷台に座って漕いだり,片手あるいは手放しで運転したり,キックボード代わりに使用するなどの危険行為を街中で見る機会は皆無。
暴走族予備軍とも捉えられる傾奇者たちは淘汰されるべくして姿を消した。
従って,自転車を買わずに何となく今の今までやり過ごせていた訳だ。
ただ,授業の一環で自転車教室が開催されるとなれば,用意せねばなるまい。
致し方なし。
それでも購入はしない。
近所の知り合いに借りよう。
取り急ぎ窮地を凌いで,また暫く問題を先送りにする魂胆である。
たまたま前職場の同僚が町内に住んでおり,学年違いの娘さんがいたはずだ。
早速,連絡を取り賃借契約を交わす。
こうしてとってもファンシーなキッズサイクルを入手した我々親子。
サドル調節用の手回しコックがある仕様ではなく,ボルトナットガチガチ仕様だったので,高さ調整に難を要したが何はともあれ。
きたる自転車教室当日を待つのみだ。
無職の私の予定はというと勿論,暇なのでボランティアに参加。
先生方や,市の交通課の方々のご指示に従い,体育館に設置された模擬コースの各所に立ち,指導のサポートをする大役を果たす。
おっさんは私だけだった。
平日の昼間から,学校行事のボランティアに参加できるおっさんはまだまだ少数派。
マイノリティじじいだ。
じじいは2時間ほど学校に居座り,自転車教室終了後ついでに息子の体操袋を回収し,自転車を学校から運び出した。
子供用なので,えらく押しづらい。
腰痛持ちが引いて帰るには些か辛い体勢だ。
……
乗って帰るか。
ヤッホーイ!
風が気持ちいいぜ!
たまには自転車も良いなぁ!
良いよなぁオイ!
自転車の素晴らしさを声を大にして発しながら(心の中で)家路につくマイノリティじじい。
超ガニ股で(普通に漕ぐとハンドルに膝がガンガン当たるため)。
……
側(はた)から見たらヤベェな俺。
時折,押し寄せる不安を跳ね除けながら。
もっと最短を。
インを!インを!
ゴォーーーール!
マイノリティじじいが先頭でチェッカーフラッグを切ったァーーー!
出ました町内新記録!!
暖かくなると変な人が増えると聞いたことがあるが,夏でも酷暑にやられた変な人が徘徊するようです。
皆さん気をつけましょう。
以上,通報されていませんように。
