女にはかなわん——それを喜べる男の話(新・女好き)
女好きなら、誰もが一度は思うことや。
女には、かなわん。ほんまに、めちゃくちゃや。
昨日は白や言うてたのに、今日は黒。
そんなもん、いちいち驚いてたら持たん。
赤やと思ってたら、青やと言い出す。
それも、普通や。
でも、そこで「なんでや?」って詰めた瞬間、関係はおかしな方向に転がり出す。
かなわんもんを、なんとかしようとするからや。
そもそも、かなわんねん。
そやったら、どうするか。
合わせるんでもない、支配するんでもない。
「ほな、こっちはこっちのペースでいくわ」
それくらいで、ちょうどええ。
*
たまに来るねん。
とんでもない風が。
台風みたいな女や。
理屈も、ペースも、プライドも、一瞬で吹き飛ぶ。
そういう日はな、抗わんでええ。
とことん圧倒してくれ。
俺はそれを、たっぷり鑑賞する。
「負けて勝つ」とか、そんなきれいな話やない。
負けてへんし、勝ってもない。
そもそも、勝ち負けの土俵におらん。
ただ一つや。
かなわん、いうことを、喜べるかどうか。
ここまでいける男は、女をコントロールしようとせえへん。
せやけど、流されてもおらん。
ただ、その場におって、全部を味わっとる。
その先の大事な話を、ここから書く。
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