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~第269回~「例祭」

8月1日、武蔵一宮氷川神社では例祭が行われます。
例祭は勅祭(ちょくさい)で、天皇陛下のお遣いである勅使が参向され、宮内庁楽部の楽師によって東遊(あずまあそび)が奉奏されます。

「勅祭」とは、天皇陛下よりの勅使が御幣帛を捧持して御参向になる御祭のこと。
さらに、勅祭を斎行する神社のことを勅祭社と称するのですが、この言葉は近代に入り定着しました。
この経緯に、武蔵一宮氷川神社は深く関わっています。

明治元年に日本の首都を京都から東京に移された際、明治天皇は武蔵国の一宮である氷川神社に行幸・親祭し、以後毎年勅使を差遣、奉幣の例を作られました。
これが近代における「勅祭社」の始まりなのです。
※勅祭社は現在、氷川神社の他、賀茂神社(賀茂御祖神社、賀茂別雷神社)や石清水八幡宮、春日大社など全国に16社。

また、当社を勅祭社とお定めになられた際、明治天皇は「氷川神社親祭の詔(祭政一致の詔)」を出されました。
この詔をもって新時代の幕開けの宣言となりましたから、明治の幕開けは武蔵一宮氷川神社から始まったともいえるのです。

その幕開けの歴史を今に伝える8月1日の例祭。
当日午前中は例祭斎行にあたり、楼門内の入場規制があります。
9時頃から例祭終了まで(12時過ぎ頃予定)は拝殿での参拝は出来ず、楼門前での参拝となりますので予めご了承下さい。

〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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