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【読んで聴く解剖学】頭蓋骨の奥のディープ・ブルー『Labyrinth -内耳の海-』 (Vol.30)

[Intro: DJ Ichiro’s MC]

Welcome back. DJ Ichiroです。
僕らの耳の奥には、小さな海がある。 その海が揺れることで、僕らは音を聞き、そして大地に立つことができる。
今夜のトラックは『Labyrinth -内耳の海-』。
外耳から中耳へ、そしてリンパの海へ。 音とバランスを司る精密なシステムを、浮遊感のあるサウンドで表現しました。
ヘッドフォン推奨。 内耳の迷宮(ラビリンス)へ、深く潜っていこう。


Now Playing: 『Labyrinth -内耳の海-』

(https://suno.com/s/yNPVF5VJlQWsYUR2)

(歌詞)

(Intro)

(Can you hear me?) (Do you feel the balance?)

(Verse 1)

外耳・中耳は 音を運ぶだけ 「聴覚」だけの スペシャリスト 外耳から鼓膜震わせ 中耳の小骨(耳小骨)を叩いて 頭蓋骨の奥にある 秘密の扉

(Pre-Chorus)

閉ざされた中耳の世界 気圧調整 「耳管」で咽頭(のど)に繋がるよ だけどバイ菌入ると 痛い痛い「中耳炎」 (子供は耳管が太くて短いから注意!)

(Chorus)

「内耳」に入れば 世界が変わる そこはリンパの 深い海 聴覚・平衡覚 二つの力 同居している 迷宮(ラビリンス)

(Verse 2)

バランス守る 二つのセンサー 「前庭」は「傾き」 石(耳石)がズレる 「半規管」は「回転」 水(リンパ)が回る 直線と回転 使い分けろ

(Outro)

石と水 音と波 全てを感じる 内耳の奥で…


[DJ Ichiro’s Liner Notes]

歌詞の中に隠された国試のヒントを拾っていこう。

1. 「子供は耳管が太くて短い」 (Pre-Chorus) これ、小児看護学でも必須の知識だ。 大人の耳管は細くて長いけど、子供は「太・短・水平」。 だから風邪をひくと、のどのバイ菌がすぐに中耳に入って「中耳炎」になりやすいんだ。

2. 「前庭は石、半規管は水」 (Verse 2) 平衡感覚のセンサーの違いだ。 ・前庭(耳石器): 重力や直線の動きを感じる。「石」が動くイメージ。 ・半規管: 回転を感じる。「水(リンパ)」がグルグル回るイメージ。

ちなみに、なぜ目が回ったり(めまい)、乗り物酔いをするのか? それは、「目からの情報(視覚)」と「耳からの情報(内耳)」が食い違うからだ。 (例:スマホを見ていると目は「止まってる」と言うけど、耳は「揺れてる」と言う → 脳が混乱して気持ち悪くなる)

フィギュアスケート選手が高速回転しても目を回さないのは、この「視覚」と「内耳」の情報を脳内でうまく管理・統合するトレーニングができているからだと言われているよ。


[Outro]

音を聞くことと、バランスを取ること。 一見関係ないように思えるけど、どちらも「振動(波)」を感じるという点では同じなんだ。
生命の神秘を感じよう。
Keep your balance. DJ Ichiroでした。


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