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相続の話、家族に切り出せない社長へ ~最初の一言だけ決める~

相続や事業承継の話って、頭では「早めがいい」と分かっているのに、いざ家族の前だと言い出せない。
この手の相談、実はすごく多いです。

理由はシンプルで、相続の話は「お金の話」である前に、感情の話になりやすいから。
誰かを責めたいわけじゃないし、揉めたいわけでもない。
でも黙っていると、時間だけが過ぎていく——このジレンマがいちばんしんどい。

僕も経営者として「言いにくい話を先送りしたくなる気持ち」はよく分かります。
だから今日は、難しい制度の話ではなく、家族会議の「入り口」の作り方だけ書きます。


結論:家族会議は「最初の1問」で9割決まる

相続の話を切り出すとき、いきなり
「財産どうする?」
「誰が継ぐ?」
に入ると空気が固まりがちです。

おすすめは、「争点」ではなく「目的」から入ること。


最初の一言(そのまま使えるテンプレ)

会話の最初は、このどれかで十分です。

  • 「揉めたいわけじゃなくて、今のうちに“整理だけ”しておきたくて」

  • 「結論を決める話じゃなくて、“確認”だけさせてほしい」

  • 「もしもの時に困らないように、先に一回だけ話そう」

  • 「家のこと(不動産)だけ、方向性だけ決めておきたい」

ポイントは、
今決める話じゃない」 と最初に宣言すること。
これだけで家族の警戒心が下がります。


5分でできる「家族会議の進め方」

長くやると疲れるので、最初は短く。

1)今日やるのは「棚卸し」だけ

  • 不動産(実家・収益物件)の名義は誰か

  • ローンや連帯保証はあるか

  • 共有名義になっているものはあるか

2)次回までに決めるのは「順位」だけ

  • まず決めたいのはどれ?(例:空き家を売る/貸す/保つ)

  • すぐ決めなくていいのはどれ?

3)最後に「次の一手」を1つだけ置く

  • 固定資産税の通知書を集める

  • ローン残高を確認する

  • 査定を取って相場感だけ知る

  • 共有者(兄弟姉妹)がいるなら、声かけの段取りを決める

「次の一手」があると、会議がただの不安で終わりません。


社長だからこそ、相続は「家族」と「会社」の両方を見る

中小企業オーナーの場合、相続は

  • 自宅や実家などの不動産

  • 会社(自社株・役員借入・借入・保証)
    が絡みやすく、放置すると複雑になりがちです。

だからこそ、最初の目的は「結論を出す」よりも、
「全体像を一回、見える化する」こと。
見える化できると、話が急に現実的になります。


相談導線(まだ決めてなくてもOK)

「家族にどう切り出すか迷っている」
「不動産と会社のことが混ざっていて整理できない」
そんな段階でも大丈夫です。

ICHIRYUでは、不動産(売却・賃貸・空き家)と、経営財務(資金繰り・銀行対応)を同じテーブルで整理しながら、次の一手を一緒に作るところからお手伝いしています。

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