SEOはオワコンなのに、順位チェックツールって使う意味あるのか?
AI Overview(AIO)の登場で「SEOはオワコン」という意見が増えている昨今ですが、キーワードによっては、まだまだ検索が有利なこともあります。
「検索というニーズ自体は消えていない」というのが正確なところだと思います。
ですが、今後はAEO(Answer Engine Optimization:回答エンジン最適化)が主流になるかもしれず、順位チェックツールを使う価値は、依然と同程度と思っています。
なぜAEO時代でも順位チェックが必要なのか、その理由を3つの視点で整理してみました。
1)検索順位は「AIに引用されるための予選」
順位チェックツールは「AIに選ばれる資格があるか」を確認する計測器のような役割になります。
AEOにおいて、AI(GoogleのAI Overviewsなど)が回答を生成する際、「検索上位(1〜10位)のサイト」を優先的に参照する傾向は依然として強力です。
検索順位が高い: 検索順位が高いとGoogleに信頼されている(E-E-A-Tが高い)と判断され、AIの回答ソース(引用元)に選ばれる確率が飛躍的に上がります。
検索順位が低い: 検索1ページ目に入っていないサイトは、AIの視界に入らない「圏外」扱いになるリスクがあります。
参考URL:
Google AI Mode vs. Traditional Search & Other LLMs [Study] - Semrush
52% of AI Overview Citations Appear in the Top-10 Google Search Results
2)「クリック率の激減」を察知するためのツール
順位データとアクセス解析を照らし合わせることで、「どのキーワードに注力し、どのキーワードを諦めるか」の判断が可能になります。
AEOが普及すると、検索結果画面でユーザーが満足してしまい、サイトへのクリックが減る「ゼロクリック検索」が増えます。
順位は高いのに流入が減った場合: そのキーワードはAIに回答を奪われた(=AEO対策としてコンテンツ構造を変える必要がある)と判断でき、撤退するかの検討ができます。
順位も流入も維持できている場合: そのキーワードは依然として「深く読みたい」ニーズがあり、従来のSEOが有効だと分かります。
3)自分と競合の「AEOハック」を可視化する
最近の高度な順位チェックツールは、単なる数字だけでなく「検索結果にAI回答(AIOなど)が表示されているか」や「強調スニペットの有無」を表示できます。
自分(または競合)がどのキーワードでAIOの引用を勝ち取っているか。
同じキーワードで競合がAIOで勝てているのはなぜか(AIOで引用されている記事を分析する)。
自分でざっくり順位チェックしたい時
最近のGoogle検索はパーソナライズ(個人最適化)が極限まで進んでおり、シークレットウィンドウですら「完全に真っさらな順位」を見るのは難しくなっています。
現在は、デバイスの種類、現在地(IPアドレス単位の超ローカル化)、そして検索の文脈(直前に何を調べたか)がシークレットモードでも薄く残る仕様になっています。
シークレットウィンドウよりも確認精度を上げたい場合は、検索URLの末尾にパラメータを付与する方法が便利です。
Googleで検索する
結果ページのURLの末尾に以下のパラメーターを加えて再検索する
「&pws=0」を加える (パーソナライズ・オフ)
「&near=jp」を加える(場所の影響を消したい)
まとめ:順位チェックツールは変化の監視に
以前からもそうでしたが、順位チェックツールは「検索画面の変化を監視するツール」として利用する価値があります。
AEO時代の順位チェックツールの活用法としては、1位を取ってサイトにアクセスしてもらうよりも、AIの引用元(ソース)に選ばれて、権威性や信頼性を得るために使うのもよいかもしれません。
