【イベントレポート】XRとAIでひらく、大学体育の新しい可能性──全国大学体育連合関東支部の研修会にて実践紹介
2025年7月26日(土)、東京都市大学世田谷キャンパスにて、公益社団法人全国大学体育連合関東支部による春夏研修会が開催されました。今回のテーマは、「仮想空間×現実空間が融合する体育の最前線 ~XRとAIを活用した大学体育授業の提案~」。本研究会からは鈴木(東京学芸大学)が講師として登壇しました。
講義:「XRとAIを活用した大学体育授業」
講義パートでは、鈴木より、これまでの大学体育の枠を超えていくためのXR(Extended Reality)やAI技術の活用事例と、それが学生の学びに与える効果について解説がありました。
特に、身体感覚の可視化や仮想空間での反復練習が可能になることにより、体育が「できる人のもの」から「誰でも楽しめるもの」に変わっていく可能性が語られました。
実技研修:メタバース・VR・AR体験
実技パートでは、以下の4つの体験型セッションが用意され、参加者20名がグループに分かれて順番に体験しました。
メタバースを活用したダンス授業
仮想空間内でアバターを動かしながら、空間認知やリズム感覚を育むダンス活動。体験型VR運動
VRゴーグルを装着して実際に体を動かすことからインタラクティブに体験を得て学ぶ。視聴型VR運動
運動の様子を一人称のVRで観察することから自分の課題を発見し、探究する。ARスポーツ「HADO」の体験
ARを使ってエナジーボールを投げ合うスポーツHADO。
機材も本格的に揃えられ、最新のテクノロジーを実際に“身体で感じる”機会となりました。

最後に
実技後の質疑応答では、仮想と現実をどう往還させるのかという教育設計上の課題や、海外における先行事例への関心など、多くの意見が交わされました。
技術の体験にとどまらず、「それをどう授業に落とし込むか」という視点での対話が生まれたことは、本研修の大きな成果と言えるでしょう。
本研究会では、XRやAI、ARスポーツなどの先端技術を教育に実装するための実践と検証を進めています。体育の授業が「競技」から「対話」や「探究」の場へと進化していくよう、これからもさまざまな現場と協働していきます。
