野生爆弾くっきー
野生爆弾のくっきーが好きだ。
正直、何やってるか分からない時の方が多い。
でも、それでいいと思ってる。
むしろ「分かる笑い」ばっかりの方が、ちょっとしんどい。
ちゃんとオチがあって、ちゃんと回収されて、ちゃんと笑わせにくる。
それって優しいけど、どこか“正解をなぞらされてる感”もある。
くっきーは違う。
くっきー!は、正解を提示してこない。
ただ、自分の中にある“変なもの”をそのまま出してるだけ。
だから見てる側が勝手に迷子になる。
「今の何?」ってなる。
でも、その「分からなさ」がクセになる。
多分、自分もそっち側の人間だからだと思う。
ちゃんとやろうとしても、どこかズレる。
空気を読んでるつもりでも、微妙に外す。
でも、それを直そう直そうとすると、逆に苦しくなる。
くっきーは、それを直さない。
ズレたまま突っ走る。
しかも堂々と。
そこが、めちゃくちゃ楽にしてくれる。
「あ、これでもいいんだ」って。
世の中って、“ちゃんとしてる人”が評価される仕組みになってる。
でも実際は、ちゃんとしきれない人間の方が多い。
なのに、みんな無理して合わせてる。
だから疲れる。
くっきーみたいな存在は、その空気を壊してくる。
意味が分からなくてもいい。
ウケなくてもいい。
とりあえず出す。
このスタンスって、めちゃくちゃ強い。
で、たまにめちゃくちゃハマる。
その“当たった時の破壊力”がエグい。
多分、計算でやってないからこそ出るものだと思う。
ちゃんとやろうとしすぎて、動けなくなってる自分にとっては、
ああいう存在がちょうどいい。
背中を押してくるわけじゃない。
でも、「そんなにちゃんとしなくていいんじゃない?」って
勝手に思わせてくる。
それで少し楽になる。
くっきーを見て笑ってる時って、
実は“安心してる時間”なのかもしれない。
意味が分からないのに笑ってる自分を、
許してる時間。
だから好きなんだと思う。
