書く瞬間が、幸せの瞬間
私は元々字を書くことが好きで、字を書くことによって文を書くことに繋がっていきました。
小学三年生の時に読書感想文コンクールがあり、私は『よだかの星』という本を読んで書いたのが「うしお」という子供新聞に載ったんです。それが一つ目の私の小さなきっかけやったかもしれません。
二つ目は五年生のとき、「おはぎ」という題で書いたのが市の文集に残されてずっと保管されるのだと。
これはまだまだ何にも考えていなかったけど、今にして思えば、やはり何か文を作るのは嫌いではなかったんや、と思う。むしろ好きやったのかもしれません。
だから、息子が書いたもの読んでくれと言ってきても、全然苦にならない。むしろ楽しかった
、コメントするのも。
息子がnoteに『おかんのコメント』って言ってまとめてくれたりするとまた私は面白いコメントをしているわ、と思ったりしましたし。
そうこうしているうちに息子が
「おかんも書いてみたら?」
そう言われて書いてみようかと、思い始めたんです。
書くに当たって何を書こうかという迷いはありませんでした。
私は直ぐに父の事を書こうと。大好きやったから、いくらでも書けると思いました。父のことならすらすら書けます。私が小さな時から大人になるまでの事を。
父は優しい人で、暖かい人でした。口数も少なくて何でも熱中する人でした。食べるものにもこだわりがあって好き嫌いもハッキリしていた。
好きな物に関してはお金の高い安いは、全くいとはない人でした。趣味でやっていた皐月は苗木をくれると言ったらどこまででももらいに行く。苗木が小さな苗木であっても、交通費がいくらかかろうとも行きます。
また、食べる豆に関しても同じです。出始めからで終わるまで追いかけます。とにかく、きわめです。
父の事を書くのは全然時間がかからないんですが、何か自分の事を書いてみようかと思って書き始めましたが考えても考えても書けるものではありません。不思議なことです。
父のことを書いて『自分の夢始まり』を書いたんですが、実際にあったことは書けるんです。書けなかったのは自分の先のことを書こうとしたけど、少しは書けるけど、その後継続して書く事が出来なかったんです。
姉のことも同様にすらすら書けました。実際にあった事は書けるんです。それはとても不思議な出来事でした。やはり、自分の経験と無知な私がいたからで、本を読んでいない自分と知識がない自分に、知識をつける必要があることに気が付いたんです。
それもこれもこういう風に、自分がものを書いたからこそ解ったことで、これを教えてくれた息子には感謝です。
書き始めると、自分がさもすごい人間になったみたいな気分にさえさせてくれるんです。
最初は書くだけでいいと思っていた私だったのに、いつからか誰か一人でも読んでもらいたい自分になっていき、それを評価されたい自分になっていくようになっていた自分に驚いています。
そんなに大層なことを書けることは出来ませんが、書くことによって今までと違った自分には出会えることができました。今までにない私に出会えることができ、幸せの瞬間にもなっています。
だから、「書き始めた瞬間はいつですか」という私の答えは「幸せの瞬間」となります。これからもずっとこの瞬間を大事にして生きていきたいと思います。
このことが私の人生を潤して、いきいきした人生になったことに感謝です。
【私の作品】
父ちゃんと私 | みっちゃん
私の夢の始まり | みっちゃん
この作品は「書く人生が始まった瞬間」コンテスト応募作品です。
