映画『ロストランド』感想―「逃げても、逃げても地獄だった」ロヒンギャ難民を描く映画が重すぎた
5月10日(日)札幌シネマフロンティアにて8時25分の回を鑑賞
日曜日。
東京にいた頃の休日と違って、札幌に来てからは休日でもどこか緊張感がある。
本部勤務の時は、休みの日に仕事のことを考えることはあまりなかった。でも現場に戻ると、休日でも仕事が頭のどこかに引っかかっている。
本来今日は、お客様との打ち合わせで休日出勤の予定だった。しかし直前でキャンセルになり、急に休みになった。
これがこれから先もずっと続くのかと思うと、少し気分が沈む。
朝7時半からFEELCYCLEに行くつもりだったが、起きられなかった。
それでも何とか映画には行こうと思い、自転車を飛ばして札幌駅へ向かう。
駐輪場がわからず駅前をうろうろし、ギリギリで劇場に滑り込んだ。
あらすじ
「僕の帰る場所」「海辺の彼女たち」で国内外から注目を集めてきた藤元明緒監督が、「世界で最も迫害されている民族のひとつ」と言われるロヒンギャの証言をもとに、故郷を追われた難民の幼い姉弟が家族との再会を求め命懸けで国境を越える姿を描いたロードムービー。容赦ない現実と幻想的な表現が入り混じる世界観で、難民たちの過酷な密航の旅路を子どもの視点から映し出す。
難民キャンプで暮らす5歳のシャフィと9歳の姉ソミーラは家族との再会を願い、叔母とともに遠く離れたマレーシアへ向かう。パスポートを持つことができない彼らは密航業者に導かれるまま漁船に乗せられ、自然の猛威や警備隊による追跡、人身売買の危機に追い込まれながらも、過酷な道のりを必死に乗り越えていく。
主演を務めたソミーラとシャフィの姉弟をはじめ、キャストには総勢200人を超えるロヒンギャたちを起用。故郷を追われた当事者である彼らの声とまなざしは、演技未経験ながらも映画の世界にリアリティを与えている。2025年・第82回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門にて日本人監督初の審査員特別賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高く評価された。
2025年製作/99分/G/日本・フランス・マレーシア・ドイツ合作
配給:キノフィルムズ
劇場公開日:2026年4月24日
by.映画.com
難民モノの映画といえばすぐ思い出すのが
これとか、めちゃきつかった。
ある意味にているかも。
こっちは完全にドキュメンタリーだけど。
後はこれかな
これもめちゃくちゃきつかった。
ドキュメンタリー映画にも見えるし、『ロストランド』にも似てる。
映画を観る意味って何なんだろう、と時々思う。
ストレス発散なのか。
癒しなのか。
映画評論家の 町山智浩 さんは、「映画は人生の予行演習」と言っていた。
自分は、弱者や社会の理不尽を描いた映画が好きだ。
なぜなら、そういう作品に触れることで、自分が社会に対してどんな立場を取るのか、どんな感覚を持っているのかを再確認できるからだ。
命懸けで母国を脱出してきた難民に対して、「国へ帰れ」なんて簡単には言えない。
でも、日本ではクルド人へのヘイトを目にすることも多い。
結局、多くの人は難民について何も知らないのではないか、と感じることがある。
感想
重かった。
とにかく救いがない。
知らずに観たら、ドキュメンタリー映画だと思ってしまうくらいリアルだった。
自分はロヒンギャという名前は知っていた。
でも、どこで、どんな迫害を受けてきた人たちなのかは全く知らなかった。
そして、この映画はそこを丁寧に説明する作品ではない。
だからこそ、観た人は自分で調べることになると思う。
実際、自分も映画を観終わってすぐ検索した。
ロヒンギャは、主にミャンマー西部ラカイン州に住んでいたイスラム系少数民族で、長年にわたり迫害を受けてきた。2017年には大規模な武力弾圧が起き、現在も多くの人々が難民キャンプで生活している。
映画では、その人たちが密航船でマレーシアを目指す。
屋根もない船の上で何週間も過ごし、ようやく陸に着いたと思えば警察に追われる。逃げ切ったとしても、今度は金目当ての犯罪者や国境警備隊に追い詰められる。
逃げても地獄。
逃げなくても地獄。
観ていて、本当に息苦しかった。
同じ地球のどこかで、こういう現実の中を生きている人たちがいる。
そのことだけでも、知っておかなければならないと思った。
おすすめ度:★★★★★★★★☆☆(8/10)
パンフレット売り切れてて買えなかった😢
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