見出し画像

外国映画ベスト200 その㊿「ミスティック・リバー」「殺人の追憶」「エターナル・サンシャイン」

ミスティック・リバー/クリント・イーストウッド 2003

 クリント・イーストウッドで好きな監督作品は、人によってさまざまだと思うが、私はこの作品か「チェンジリング」になる。仲良しトリオのジミー、ショーン、デイブ。しかし、デイブが誘拐され性的暴行を受けるという事件が起こり、次第に疎遠になり大人になった。そんなある日、ジミーの娘が遺体で発見されるという事件が起こり、刑事になったショーンが捜査を担当することに。ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンの3人の魅力を演出したイーストウッドの手腕に唸る。アカデミー主演男優賞&助演男優賞受賞。

殺人の追憶/ポン・ジュノ 2003

「パラサイト 半地下の家族」で外国語&アジア人として初めてアカデミー作品賞を受賞したポン・ジュノ。その代表作はこれになると思う。1986年、農村地帯の用水路から女性の遺体が発見された。さらに2か月後、同様の手口の殺人事件が発生。捜査を担当する地元警察のパク刑事らは、知的障害の男・グァンホに容疑を固め自白を強要するが、ソウル市警のソ刑事は、状況的に鑑みて犯行は不可能だと考える…。雨の日、赤い服の女、犯行前に行われるラジオ局へのリクエストなど、様々な共通項がありつつも見つからない真犯人。実際に起こった未解決事件を材にとっているだけに、不気味で出口のない、緊迫感溢れるサスペンスだ。

エターナル・サンシャイン/ミシェル・ゴンドリー 2004

 ミシェル・ゴンドリーはミュージックビデオ出身の監督だが、ほかの出身監督とは異なり物語性に優れ、それをシンプルに伝える作風で好感が持てる。「僕らにミライへ逆回転」や「グッバイ、サマー」など好きな作品は多いが、この作品は切ない恋物語として心に残る作品だ。バレンタイン直前に恋人のクレメンタインと喧嘩別れした青年・ジョエル。彼は仲直りしようとするが、クレメンタインはジョエルのことを知らないという。ショックを受けるジョエルだが、彼女が記憶を消す手術を受けていたという真相を知る。ロミオとジュリエット的なすれ違いの恋愛が、現代風の愛すべき作品に昇華している。アカデミー脚本賞受賞。

いいなと思ったら応援しよう!

入穂 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!